眷属、集めます
第20話
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ですけど。予算上も問題無いですし」
僕の眷属が全て揃ったとしても大丈夫な様に予算は組んでありますから、現状は余っている位です。
「待遇の方は以上ですが、設立されたばかりの組織の上に小規模ですので細々と変更して行くでしょう。何かあれば相談に応じますので、いつでもどうぞ。何か質問はありますか?」
しばらく待っても誰も動かないので次に移る。
「では、いよいよ契約と移りましょうか」
テーブルの上に悪魔の駒と転生天使を作るトランプと転生堕天使を作るトランプを置く。悪魔の駒が入っているケースから変異の駒である僧侶2個をギャスパーとヴァレリーさんに、普通の戦車1個を白音さんに、転生天使を作るトランプの内、Aを紫藤さんに、7をゼノヴィアさんに、Jをグリゼルダさんに、転生堕天使を作るトランプの内、3をミッテルトさんに渡した所で一度区切る。
「さて、レイナーレさん。先程伝えた貴方の才能についての話です。貴女のその才能を開花させれば、貴方は断罪の剣で2番目に強い存在になれます」
「私が、2番!?」
「ええ。ですが、その才能を開花させれるかどうかは貴女次第になります。才能が有っても挫折した者も何人も居る、そんな修行に貴女は挑戦してみようと思いますか?」
「……少し、考えさせて下さい」
「ええ、もちろんです。挫折から立ち直れる人の方が少ないですから。よく考えて下さい」
「分かりました」
「最後にアザゼルさん、保留です」
「おいおいそりゃあねえだろう」
「一応冥界側と天界側の意見も聞いておかないと面倒になりますからね。それまでは保留です。それでも一応身内として扱いますので」
「まあそうなるか。分かったよ」
理解してくれたようで何よりです。悪魔の駒とトランプを配り終わり、アザゼルさんとレイナーレさん以外がそれを体内に入れる。グリゼルダさん達が転生し、全員とパスが繋がるのを感じる。
「これは?」
「どうかしましたか、白音さん?」
「ギャスパー君達はどうですか?」
「白音ちゃんもですか?」
「なんだ、何が起こってるんだ?」
白音さん達が困惑しながらも答えてくれたのは予想外の言葉でした。
「部長とのパスが切れたみたいなんです。ですが、部長の悪魔の駒の力自体は残っているみたいで」
アジュカ様が用意した隠し機能が発動でもしたのでしょうか?連絡しておきましょう。しかし、パスが切れたと言う事はグレモリーの魔法陣での転移が出来なくなってしまったと言う事ですね。お得意様の所には新しく僕の魔法陣が書かれたチラシを配る必要がありますね。
ちなみに僕の魔法陣は幾何学式的な物ではなく紋章的な物で本の表紙に歯車と剣で作
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