眷属、集めます
第20話
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る才能の貴重さです。
「ルゥ」
「うん、久郎お兄ちゃんよりすこしひくいぐらい。属性は風?」
見事に教授が捜している人材ですね。偶然とは言え運が良い。
「なんだ、さっきからレイナーレをじっと見つめて?さては惚れたか?」
「いえいえ、僕の師の一人が求めている才能を有しているみたいでしたから驚いているだけですよ」
「私に才能が?」
「ええ。それに関しては後で話しましょう。とりあえずは中へ」
三人を連れてリビングに戻ると先程と席が替わっていました。入って左手にグリゼルダさん達が、右手に白音さん達、奥に僕とルゥの席があり、手前にイスが4つ置かれている。それを見て各々が自分の席に着いた所で話し始める。
「改めてだけど、ようこそ『断罪の剣』へ。僕は君たちを歓迎するよ。まず最初に確認しておきたいんだけどアザゼル様、後ろの二人が『断罪の剣』に派遣する事になった者ですか?」
「おうよ。小さい方がミッテルトでもう一人の方がレイナーレだ。それに加えてオレ自身も『断罪の剣』に加入する。これからよろしく頼むわ」
その言葉に全員が驚く。というか、堕天使の二人も驚いている。
「確認しておきますが『断罪の剣』に加入する以上、意図的に内部の情報を流せばカテレアの二の舞にしますよ。それを分かっている上での発言ですか?」
「当たり前だ。引き継ぎも済ませてある。というか、引退するほか道が無かったんだよ」
「ああ、なるほど。依然と比べるとどうなっていますか?」
「そうだな、とりあえずは我慢弱くなったな。すぐに頭に血が上って当たり散らしそうになってる。あと地味に光力が弱くなってる」
「寝ている時に魘されたり、幻視や幻聴や幻痛は?」
「たまに幻聴が聞こえるな。まあ何を言われてるのかはさっぱりだけどな」
「汚染の初期段階です。治療出来るかは不明ですが、組織の上に立つのは辞めておいた方が懸命ですね。とりあえず専門家の方に連絡を入れておきますから」
「専門家なんて居るのかよ?」
「居ますよ。邪神ハンターでミスカトニック大学の教授をやってるラバン・シュリュズベリィ教授です。僕の師の一人ですね。まあ治療出来るかは不明ですけど」
「期待せずに待っておくわ」
「ええ。さて、では改めて『断罪の剣』の体制に付いての話を始めます。『断罪の剣』は三勢力間での平和状況を維持するために設立された独立部隊です。目下の所、戦う相手は『禍の団』と呼ばれるテロリスト集団ですね。
それから基本的に誰からの命令も受けずに行動出来ますが、要請を受けて行動するのが基本に
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