眷属、集めます
第20話
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ね」
「それでも僕は逃げずに戦いますよ。僕が戦う事によって誰かを救えるのなら」
「……そうですね。確かにそれは素晴らしい事ですよね」
納得してくれたのかグリゼルダさんは2冊のファイルを受け取ってくれました。地下に来たのですからついでに案内してしまいましょう。どんどん地下に向かいながら案内して行き、格納庫でデモンベインを見せた後に立ち入り禁止区画の入り口まで案内する。
「ここからは僕とルゥ以外は立ち入り禁止区画だからね。入ったら死ぬより酷い目に会うから」
まあ普通の人は言わなくても近づかないけどね。現に三人とも立ち入り禁止区画に降りるための階段を見た途端、バックステップで距離を取ったから。
「この奥では、この世で上から数えた方が早い位の危険で凶悪な物を取り扱ってるから気をつけてね。この前捕虜にしたカテレアもこれを使って心をボロボロにして情報を引き出したりして、そのまま楽にしてあげる位だったから」
「近づかないわよ!!というか、なんでそんな平気な顔してるのよ」
紫藤さんが怒鳴っていますが仕方ないのでスルーします。
「僕は慣れてしまったからね。それでも気を抜くと一瞬で魂を喰い散らかされるけどね」
このままではまともに話も出来ないだろうと最後の施設に案内する。向かうのは訓練場だ。何も無い広いだけの空間をレーティングゲームの会場を作る技術を使って好きな空間を用意出来る場所だ。先程通りかかったときは白音さん達がページモンスター相手に戦っていたのでスルーしたのだ。そろそろ終わった頃だろうと紹介も兼ねて向かっている。
「白音さん」
ちょうどページモンスターを倒し終わった所なのか、白音さん達三人が呼吸を整えていました。
「あっ、イリナおねえちゃんとゼノヴィアおねえちゃんだ」
一番最初にルゥが気付き紫藤さん達に飛びつく。
「祐斗さん。そちらの方達は、もしかして」
「はい。彼女達は天界側から派遣された『断罪の剣』の一員です。今日から一緒に暮らす事になります」
「そうですか。あの、そちらのお二人はコカビエルの時に派遣されてきたエクソシストの方ですか?」
「ああ、そうだ。そう言えばあの時校庭に居た一人か。ケルベロスごときに手こずっていたようだが、そんなのでこれから大丈夫なのか?」
「あれは部長を庇って出来た物です。自分でやると言っておいてピンチになっていたからキャスリングで庇ったんです。直撃だったのでちょっと防御を抜かれて足をやられてしまって、エクソシストの使う光剣も威力が大きかったので傷を負いすぎましたけどアレ位なら問題無いです」
「あれは部長のミスですよ。僕は彼女とは一番長い付き合いですが、普段の彼女ならまったく問題ありませんよ」
「そ
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