眷属、集めます
第20話
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
けれる位とまでは言わないけど、背中を見せれる位にはね。僕からは以上だよ。何か質問はあるかい?」
「はいは〜い、ミカエル様達から武器は貰う様にって言われてるんだけど」
「ゼノヴィアさんと紫藤さんの分は用意してありますよ。殆ど能力の変わらない破壊と擬態の名剣です。破壊の方はデザインが変わっていますがこちらの方が本来の姿ですので慣れて下さい」
形状が刀になった破壊の聖剣と擬態の聖剣を二人に手渡す。
「グリゼルダさんはどうします?生憎と僕がすぐに用意出来るのは剣か、ちょっとした銃か符位ですが」
「そうですね。私は基本的に後衛向きで盾役をこなす事もありますので、出来れば符などを拝見させてもらいたいのですが。あとは、二人から木場さんは特殊な術を使ったりすると聞いていますのでそちらの手ほどきを受けたいのですが」
「構いませんよ。今までまとめた研究資料などもありますから参考にして下さい。案内しますよ」
グリゼルダさんを地下の研究室に案内するために立ち上がると、二人も少し気になるのか一緒に付いて来た。
「ここが共同で使う事になる研究室です。触媒や資材は好きに使っても構いませんが何をどれだけ使ったなどはキチンと記録を取っておいて下さい。無くなるたびに補充しますから。棚に研究資料の方は屋敷からの持ち出しは出来ない様に細工をしてありますから注意して下さい」
「何故ですか?」
「長期間保管出来て破損し辛い物で作ってありますから貴重品なんです。中の記録は僕の暇つぶしで行ってきた事ばかりですので、何か別の紙に書き出して持ち出すのは構いません」
「……やっぱり変わってますよね」
「昔からです。それが原因で教会を逐われたのですが、あまり治そうとも思っていませんからね。そうそう、これが件の対堕天使用の術式の基礎理論が納められているファイルですね。それからこっちが対天使用の術式の基礎理論です。これから必要になってくるでしょうから早めに読んでおいた方が良いですよ」
「いえいえいえ、可能性の問題だけで追放された対天使用の術式なんて、とてもじゃないですけど使えませんよ!?」
「どうせ転生天使を作るトランプも禍の団に流れるでしょうから必要になってきますから読んでおいて下さい。使える物は何でも使わないと周囲を巻き込んでしまうかもしれませんからね」
「ですが」
「最低でも対堕天使用は読んでおいて下さい。対天使用も根っこの部分は同じですから、戦場で必要になった際にすぐに構築出来る様にしておいてください。僕達『断罪の剣』はあらゆる勢力と敵対する可能性があるのですから」
「分かってはいましたが、改めて言われるとやっぱり辛いです
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ