プロローグ
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らないが、とっとと失せろ」
「邪魔だよ。俺はこれから帰って夕飯の支度しないといけないんだから」
「今この場を見られたのでは生かして帰さん」
「ライザー様。炎を収めてください」
炎を出したフェニックスを諫めたのはグレイフィアさんだ。
「なぜですか!?あなたのような最強の女王がなぜこんな下等な人間を!」
「イッセー様を殺そうというのなら私が相手をしますが?」
そう言って……グレイフィアさんはフェニックスに殺気を飛ばす。
さすがだね、特定の人物に殺気を飛ばすのって難しいんだよ。
「それで?何で天下の不死鳥さんがこんな所に来てるんですか?」
「そうですね……この場に来たからにはイッセー様も関係者になりますね。わかりました、ご説明致します」
そしてグレイフィアさんから説明を受けた。
どうやらリアス先輩と、このフェニックス、ライザーは結婚するらしいのだ。
しかし、リアス先輩はそれをかたくなに拒否し、婚約を断っているそうである。
本来なら大学を出るまでは自由なのだが、何やらご両親方が心配したとの事で、結婚を速めているとか。
純血悪魔の為にも、悪魔の未来の為にも純血同士の結婚は必要不可欠らしいのだ。
「はあ。なるほどね……それで?両者共、頑なに引かない、と……」
「はい。その通りでございます」
「こうなることは、旦那様とサーゼクス様もフェニックス家の方々も重々承知でした。
ですので、最終手段を取り入れることにしました」
「最終手段?どういうこと、グレイフィア?」
「お嬢様とライザー様の『レーティングゲーム』による決着です」
「レーティングゲーム……成程、そういうわけね」
リアス先輩はグレイフィアさんの言葉に静かに頷きながら思考を重ねているようにみえる。恐らくはライザーのレーティングゲームの戦績や戦法などを思い出し、どういうつもりかと分析を重ねているようだな。
「……いいわ。受けてあげる。私達がフェニックスに勝てないと思ってそんな手に出るのでしょうけど……そうは問屋がおろさないわよ!ライザー、貴方を消し飛ばしてあげるわ!!」
「いいだろう。そちらが勝てば好きにすればいいさ。だが、俺が勝てば即結婚してもらう」
二人の間にはビリビリと雷が幻視出来る。そんな中、ライザーは余裕の発言をしてくる。
「なあ、リアス。特別にハンデをやる。十日の猶予をだ」
「へぇ?余り調子に乗って吠え面をかかないといいわね」
リアス先輩は怒りの様子でライザーを睨みながら言葉を発する。そうして互いに暫く睨み合うとライザーは最後に一言だけ言葉を残してその姿を消した。
「もう一つハンデだ。そこの人間どもの一人を助っ人として付け加
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