プロローグ
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「と、急がないと遅刻するぞ」
「ああっ!そうでした…」
俺とアーシアは残らず食べ尽くし、台所に水に浸した状態で置く。
この辺に関しては俺が母さんから耳にタコが出来る程、聞かされていたため習慣になっている。
他にも俺に家事全般を教えてくれたのが母さんで、父さんからは男が絶対にやってはいけない事や体術などを教えてもらっていた。
そんな事を考えて待っていたらアーシアの着替えが終わったようだ。
「すいません!お待たせしました!」
「ああ、じゃあいこうぜ」
俺たちは揃って家を出て、俺は家のドアに鍵を掛ける。
「さて、じゃ行くか」
「はい!」
俺たちが通っているのは駒王学園という場所だ。
ここは以前まで女子校だったのが確か……昨年辺りから共学になったため、女子の比率が異常に高い。
教室につくと
「よっ!イッセー!おはよう!アーシアもおはよう!」
俺とアーシアに挨拶してくる男の存在。
先ほど言っていた男。名前は神名流星。
「ああ、おはよう」
「おはようございます」
俺たちはそれだけ言って自分の席に座る。俺の隣にちょうどアーシアが来たので俺としては万々歳だ。
そしてあの流星……おそらくだが悪魔(・・)である。
まあ、普通に考えられる悪魔と少し違うらしいけどな。
俺自身も悪魔の人たちとは何度か会ってるし。
「よう!イッセー!お前も一緒にこれ、見ないか?」
俺の前に出されたのは……所謂、18禁のDVDである。
こいつの名前は松田。コイツは俺の友人のエロイことに定評のある二人の内の一人なのだが……根はいい奴なので俺としても胸を張れる。まあ、エロを抜けば。の話なのだが……。
「はぁ、趣味なら兎も角として学校に持ってくるのはどうなんだ?」
「別にいいじゃないか。この学校では没収されないんだからな」
俺の言葉にカッコつけながら答えたのはもう一人のエロイことに定評のある友人である元浜だ。どこぞの戦闘力を図るスカウターのような機能が付いているわけでもないのにコイツがメガネを掛けて女子を見ると体型を数値化出来るという能力を持っている。通称スリーサイズスカウターと呼ばれている。
こいつもエロを抜けば誇れる友人だ。
「お前らな……持ってくるのは構わんが常識をわきまえろよ」
「「常識?なにそれ?俺ら☆男!男ならばこれくらい当然だ!!」」
「もうちょっと周りの事を考えろって言ってんだ!見ろ!アーシアを!」
「あうあうあう……///」
顔を真っ赤にしているアーシア。
「こんなに真っ赤になってるんだぞ!もうちっと考えてやれ!」
「そうだそうだ!一誠君
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