十一章 幕間劇
歓迎会×神の鉄槌
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!鬼ぶっ殺しに行こうぜー!」
「ひゃあ・・・・・・っ!?」
「よう小夜叉。どうした?鬼が出たのか」
「むぐむぐ・・・・おう。偵察に出してたウチの若い衆が見つけたんだよ」
鍋に残っていた雑炊を掻き込みながら、小夜叉の説明を聞いてる内に情報が入ってきた。先程の話を聞いていたら鬼は出ないと聞いたが。
「それはもしかして、城北側ですか?」
「や、違うけど、どうかしたのか?」
ふむ。眞琴達がいる北近江からでは無さそうだ。あと通信機で聞こえないように、指示を出していた。
「それで敵の規模は?お、情報が入ってきた。西の方と南の方だな。数は、西の方は十匹ちょいで、南側は数匹だな」
「おー、よく分かったな。一真の言う通りだ。それでどうしようと思ってな、来てみた訳よ」
「敵も二手に分かれてるなら、こちらも二手でやっちまった方がいいな」
「一真様。でしたら、私達は・・・・」
「俺達は南側だな」
「え?」
「ああ、雑魚は一々回るのが面倒だから、一真に殺させてやる」
「あの・・・・すみません」
「何だ?この変な髪のヤツ」
「ああ。エーリカって言って、久遠の客将だよ」
あの時の評定にはいなかったからな、エーリカの事は知らないはずだ。
「我が名はルイス・エーリカ・フロイス。ポルトゥス・カレという異国より参りました、天守教の司祭です。日の本での名は、明智十兵衛と申します」
「オレは森勝蔵長可。通称は小夜叉だ。・・・・で、何だって?」
「あなた方の隊はどれだけの戦力があるのですか?」
「?オレと母の二人だけだけど?」
「たった二人で、十体以上の鬼を・・・・!?一真様。でしたら数に優れる我々が敵の数が多い方を・・・・」
「エ、エーリカさんっ!?」
「あの・・・・それ以上言わない方が・・・・!」
「・・・・一真」
「分かってるよ小夜叉。エーリカ、森の二人をあまり舐めない方がいい。日の本きっての鬼退治の達人だ。一人でも市の千倍は戦える人達だ」
「お市様の・・・・千倍!?」
「まあそうなるな。この前の長久手の時も鬼の巣に五十匹はいた鬼達を最初は、俺と森の二人と殺っていた所だったし」
「そうだったよなー。一真も強いけどオレ達も強かったよ。むぐむぐ・・・・」
「あ、あの・・・・小夜叉ちゃん、おかわりは?」
「あんまり食べ過ぎると動けなくなるからな。雑炊美味かったぞ。ごちそうさん!」
「あ・・・・おそまつさまでした」
「じゃ、オレ達は先に行くぜ。場所はウチの若い衆にと思ったけど、もう分かっているんだろ?」
「ああ。俺達も支度をしたらすぐに出る。一応その森衆の若い連中と一緒に行く」
「雑魚だから
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