十一章 幕間劇
歓迎会×神の鉄槌
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、一度食べたけど吐きそうになった事があったからそれきり食えなくなった。
「とりあえず、一つ食べてみてくださいよ。エーリカさん、お味噌は平気ですよね?」
「はい。では、一つ・・・・はむ」
皆エーリカの方に視線行ったけどね。しばらく無言になったけど、美味しいようだ。
「だったら、たくさん食べるの!」
「あの美しい花から、こんな美味しい実が生るのですね。この国の素晴らしい所を、また一つ見つける事が出来ました・・・・」
エーリカの口に合うとはね。俺は勘弁だが。
「でも、美味しいですわね」
「うん。ころちゃん、一真隊で二番目に料理が上手だからね」
「二番目?では一番目は?」
「「「一真様です!」」」
と俺を向いて言った。梅は信じられないという顔をしていたけど。
「まあ、今の時期は茄子も旬だしな。秋茄子は嫁に食わすな、という言葉もあるし」
「しゅん・・・・?」
「秋以外の茄子って・・・・お漬け物ですか?」
「まあな」
そういえば、この時代って旬の野菜以外は漬物にしたり干したりでの保存食しかなかったような。俺らの所は年中野菜食えるからな、そう考えたら凄いことなのかな。
「ですが一真様。その話は、久遠様にはしない事をお勧めします」
「分かってるよ、今のは例えだ」
そんな楽しい鍋パーティーも一息ついた。俺達の話は今後の事についてだった。
「・・・・なるほど。久遠様とエーリカさんは、そのザビエルを追って越前まで・・・・」
「はい。先に京で足利将軍達を松永・三好の包囲からお救いした後、近江の浅井様と合流して越前を攻める事になります」
「梅は鬼の事は知っている?」
「噂くらいは聞いた事もありましたけど、まだ実際に見た事はありませんわ。この辺りでは、報告もそう多くはありませんでしたし・・・・」
「恐らくここで見つかる鬼は北近江ではなく、近江の西側・・・・若挟を経由して回り込んできたのでしょう」
この辺りは琵琶湖の南側だからな。ちょうど眞琴や市達のいる小谷城が越前からの防壁になっている。
ここで鬼の目撃例がないって事は眞琴たちが頑張っている事だろう。上洛が終われば小谷へ行ってお礼をしないとな。
「そうですわね。鬼の報告は、観音寺城よりも西からの方が多いはずですわ。そのザビエルとやら、でうすの教えに逆らうだけでなく、日の本の女性を辱め、そんなおぞましい企みに利用するだ何て、断じて許す訳には参りませんわ」
「お手伝い頂けますか?」
「もちろんですわ!この蒲生忠三郎がお手伝いするからには、大船で乗った気でいて下さいまし!」
「は、はぁ・・・・」
「まあ、あなたが倒せるような相手ですから、この私にかかれば、一捻りで
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