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東方虚空伝
第三章   [ 花 鳥 風 月 ]
三十六話 嵐去った後……
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んだけど月詠には別に頼みたい事があるんだ」

 僕は月詠に幽香の花畑に拘束している妖怪達を回収して知っている情報を吐かせてほしい、と頼むと月詠は快く承諾してくれた。まぁこんな機嫌が悪い月詠に拷問される妖怪達は哀れだな、なんて同情をしてみるが結局は自業自得か。
 花畑の場所は地子が知っている事を伝え結界が張っているので出入する為に綺羅から預かった符を渡し、僕は神社を後にして七枷の郷に向け日が傾き始めた空へと飛び立った。
 
 
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