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こんな私(俺)の物語
第二十話 後輩ですか竜殺しですか
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ジで何を言ったのさ!ギャスパーがとても前向きだ!

「じゃあ、バレーボールを投げるから、それを『停止世界の邪眼』で止めてみてちょうだい」

「はい!頑張ります!」

変わりすぎだろぉぉぉぉぉ!
ボールを宙に放り投げ、それをギャスパーが視界にいれて止める。なんか、すごい成長してるよ。

「僕は、僕は変わるんだ!」

なんなんだ!このギャスパー誰だよ!既にボールだけを止めることができてる!ギャスパー、マジ頑張ってる!

「ちょ、ちょっと疲れました・・・」

「あ〜。常に力を吸われてるからな。少し休もうぜ」

「そうね、頑張っているし、休憩してもいい頃合いだと思うわ」

ギャスパーがすごい頑張ってる。幽々子、何を言ったのさ、マジで。早くも引きこもり脱却できそうじゃないか。

「どう?練習ははかどっているかしら?」

「あ、部長。それが、予想以上に・・・・・・」

「ハグハグモグモグ・・・・・・」

俺が作った鍋をかなりの速度で食べるギャスパー。喉に詰めるなよ。

「ふぅ。体力は取り戻せました。さあ!続きをやりましょう!」

「あなた誰よ!?」

リアスもビックリこの変貌。最早、他人といるだけでビビるギャスパーは影も形もない。

「紫!何をしたのよ!」

「なんで私なのかしら?」

「こんなことできるのは紫ぐらいでしょ!?」

「幽々子と話し合いをさせただけよ」

実際、俺は話し合いの場を用意したに過ぎない。

「ギャスパー、無理しなくてもいいのよ?」

「いいえ、皆さんの迷惑にはなりたくないんです!」

「・・・・・・」

リアスが俺を睨んでくる。いや、俺もここまでするつもりはなかったんだよ。幽々子、何を話したの・・・。

「リアス先輩が帰ってきたし、俺はそろそろ自分の仕事に戻るよ」

「匙くん。わざわざ私の下僕に付き合ってくれてありがとう。お礼を言うわ」

「いえ、俺がやりたくてやったので。俺も結構収穫がありましたし」

おう、頑張れよ。死ぬな。

「じゃ、兵藤。後は頑張れや」

「おう、サンキューな」

匙は花壇(死地)に戻った。下手な悪魔より強いからな、ゆうかりん。

「ところで、神器(セイクリッドギア)の応用って誰が教えてくれたの?」

「あ!そうだ、部長!アザゼルが来たんですよ!」

あ、忘れてた。

「ギャスパー、幽々子から何を聞いてきたの?」

「いえ、仲間の大切さです。幽々子さんも同じ境遇だったみたいですから、紫さんに救われたって」

ああ、そんなこと言ったわけね。


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