第二十話 後輩ですか竜殺しですか
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、下級悪魔君たち。ここにいる連中が集まったところで俺に勝てないのは何となくでもわかるだろう?俺だって下級悪魔相手にいじめなんかするつもりはない。もっとも、スキマの嬢ちゃんは例外だがな」
俺とはやりあうのかよ!はた迷惑な!
「ちょっと散歩がてら悪魔さんのところに見学だ。聖魔剣使いはいるか?ちょっと見に来たんだが」
「木場ならいないさ!木場を狙っているならそうはさせない!」
「・・・・・・ッたく、コカビエルに苦戦していた癖に俺と勝負なんかできるわけねぇだろう。殆どスキマの嬢ちゃんがやったらしいじゃねぇか。ーーそうか、聖魔剣使いはいないのかよ」
敵意はないな。緋想の剣をしまう。なんで俺に関しての情報がアザゼルに伝わってるのさ!
「そこで隠れているヴァンパイア。『停止世界の邪眼《フォービトゥン・バロール・ビュー》』の持ち主なんだろ?そいつは使いこなせないと害悪になる代物だ。神器の補助具で不足している要素を補えばいいと思うが・・・。そういや、悪魔は神器の研究が進んでいなかったな。五感から発動する神器は持ち主のキャパシティが足りないと自然に動き出して危険極まりない」
そうギャスパーに向かって言うアザゼル。うん。さすが未来のカ○シ先生ポジション。
アザゼルは次に匙を指す。
「それ、『黒い龍脈《アブソーブション・ライン》』か?練習するなら、それを使ってみろ。このヴァンパイアに接続して神器の余分なパワーを吸い取りつつ発動すれば、暴走も少なくすむだろうさ」
「・・・お、俺の神器、相手の神器の力も吸えるのか?ただ単にパワーを吸って弱らせるだけかと・・・」
「力の吸い方にも色々あるのよ。もう少し応用を考えなさい。神器は所有者の想いに応えるのだから」
実際、神器の応用の幅は広い。使い方次第でかなりかわる。
「そういうことだ。全く、これだから最近の神器所有者は自分の力をろくに知ろうとしない。『黒い龍脈』は伝説の五大龍王の一匹、『黒邪の龍王《プリズン・ドラゴン》』ヴリトラの力を宿している。まあ、これは最近の研究で発覚したことだがな。そいつはどんな物体にも接続することができて、その力を散らせるんだよ。短時間なら、持ち主側のラインを引き離して他の者や物に接続させることも可能だ」
「え、それってつまり、俺側のラインを兵藤に繋いだとしたら、兵藤の方にパワーが流れるのか?」
「ああ、成長すればラインの本数も増える。そうすりゃ吸い取る出力も比例して上がっていく」
「・・・・・・すげぇんだな・・・」
「で、スキマの嬢ちゃんの能力
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