第二十話 後輩ですか竜殺しですか
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ている。実際、スキマは楽に使える。それでも消耗は大きいが。
俺の周りには砕け散った石が散乱している。
「紫さん、何をしているんですか?」
「能力の応用よ。それと、ストレス解消かしら?」
なんかあそこまで喚かれると嫌になってくる。ごめん、ギャスパー。嫌いなわけじゃないのさ。喚きに耐性がない俺が悪いんです。
「私と同じ『僧侶』さんにお会いして光栄でしたのに、目も合わせてもらえませんでした・・・グスッ」
ちょっと涙目のアーシア。相変わらずスパルタなゼノヴィア。命懸けですね。
子猫はニンニクを持ってゼノヴィアと一緒にギャスパーを追いかけていた。
「・・・ギャー君、ニンニク食べれば健康になれる」
「いやぁぁぁぁん!子猫ちゃんが僕をいじめるぅぅぅぅ!」
聖剣、ニンニク、日の光、次いでに銀の弾丸もプレゼントしましょうか?
「おーおー、やってるやってる」
「おっ、匙か」
「よー、兵藤。解禁された引きこもり眷属がいるとか聞いたからちょっと見に来たぜ」
おお、匙君。君の力が必要です。
「匙君、あなたも協力してくれないかしら?」
「すいません、今花壇の手入れ中なんです。今度魔王様がここにいらっしゃるから、学園を綺麗にしてるんです」
「・・・・・・死なないでね」
「・・・・・・はい、頑張ってきます」
「花壇の手入れくらいでなんでそんなに命懸けなんですか?」
USCがいるところに行くんだぞ?幻想郷では太陽の畑にいくのと同じだ。覚悟を決めろ。
「兵藤、世の中には、知らなくていいこともあるのさ・・・ところで、その眷属ってどこにいるんだ?」
「ああ、あそこだ。ゼノヴィアに追いかけ回されているのがそうだぜ」
「おいおい、ゼノヴィア嬢、伝説の聖剣豪快に振り回してるぞ?いいのか、あれ。おっ、あれが噂の眷属か!」
「先に言っておく。女装野郎だ」
「・・・なんだって?バカな。あんなにもレベルが高い金髪美少女なのにまさかの野郎!?神は死んだのか!?」
神は死んでるって。まあ、知っているだろう。多分。
そんな雑談をしているとき、あいつは現れた。
「へぇ。魔王眷属の悪魔さん方はここで集まってお遊戯しているわけか」
「これでも一応真面目なのよ。それで、何のご用かしら?堕天使総督、アザゼルさん」
全員が構えをとる。ゼノヴィアはデュランダルを構え、アーシアとギャスパーは隠れ、一誠がブーステッド・ギアを出現させる。俺は種族を天人に変え、緋想の剣を取り出す。一応、な?
「ゆ、紫さん!アザゼルって!」
「匙、マジだよ。俺と紫さんはこいつに接触してるんだよ」
匙も戦闘体勢に入る。
「やる気はねぇよ。ほら、構えを解きな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ