第二章
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た。
「朝顔もあるし」
「すみれまで」
「ダリアもだ」
他にもあった。
「百合に。カーネーションに」
「藤まで」
本当に様々な花が国中を覆っていた。その色とりどりの美しさは彼等をして息を飲ませるものだった。そして花だけではなかったのだった。
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