過去を振り返り、思い悩むこと
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っかな〜」
「おお!水瀬君、真美君、ご苦労だったね」
「あら、社長じゃない。・・・その子誰よ?新しい候補生?」
「なになに?新しい人!?」
「あ・・・」
目の前にいたのは髪の毛をオールアップにしてオデコが目立つ子と髪を向かって右側でパイナップルみたいな髪型・・・
「み、水瀬伊織さん・・・双海真美さん・・・」
ゲームの登場人物の筈の二人・・・それが、目の前にいた。
「あら?何処かで会ったかしら」
「ん〜、お姉ちゃんとは初めて会う気がするけどなぁ」
「え・・・な、なんで・・・まさか・・・え?」
ゲームの世界に来ちゃったってこと・・・?そんな非現実的な!?
「しゃ、社長さん!少し、良いですか?」
「む?ああ、いいとも」
奥の社長室に入り・・・
「あ、あの!実は私・・・」
多分テンパってたからだと思うけど、私は社長に全てを話した。普通なら笑い飛ばされるだろう話も社長は親身に真剣に聞いてくれた。
「・・・と、いう訳で・・・あはは、信用できませんよね・・・」
「・・・君は嘘を言っているのかい?」
「いえ・・・事実です・・・」
「なら信じよう」
「え・・・」
「いやぁ、長く生きてるとこんなこともあるものだね。はっはっは」
「は・・・はぁ・・・」
「社長〜!お話終わった〜!?」
「わっ・・・」
背後から真美さんが飛び込んできた。
「ねぇねぇ、お姉ちゃん誰なの?」
「え、えっと・・・」
「彼女は私の親戚の子供でね」
「た、高木社長!?」
いきなり何を・・・
「実は彼女はとある事故で記憶があやふやになってしまって・・・それを思い出す為に親戚巡りをしているそうなのだよ」
「あ・・・」
「ついでにアイドルにならないか誘ってみたのだよ。刺激的な毎日になるからいいと思ってねぇ。もちろん彼女の両親にも承諾は得たのだよ」
「よくわかんないけどお姉ちゃんもアイドルになるの?」
・・・社長は、遠回しにここにいるかい?と言ってくれている。気がつけば私は・・・口を開いていた。
「わ、私も・・・アイドルになります!高木社長・・・!」
「うむ。手続きはしておくよ。そうそう、寝泊まりする場所も用意しなくては・・・」
「い、いえ!そこまでお世話になるわけには!事務所にいさせて貰えば・・・」
「ふむ・・・しかしねぇ・・・おおそうだ!なら布団を用意するから事務所で寝泊まりしなさい!」
「あ、でも・・・」
「真美君、彼女はここら辺はあまり知らないみたいだからね。遊びに連れていってみたらどうかね」
「社長、あの・・・!」
「よーし!い
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