暁 〜小説投稿サイト〜
アイドルマスター 〜世界を渡る少女〜
過去を振り返り、思い悩むこと
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「聞きたいことがあったら俺たちに聞きなよ。別にゲームだけじゃなくてさ」

「習い事の気晴らしでもいいからさ、適当にメールでも電話でもいいから」

「・・・はい!あ、あの、透さん!」

「なに?」

「その・・・PSPって幾らくらいするのでしょうか?」

「え?」

「お代はお払いします。何時までもお借りしたままではいけませんし・・・私は外に出たことがないんです・・・」

「ああ、買ってきて欲しいってこと・・・」

「いいんじゃないの?学校一の秀才がゲームに大ハマりなんて・・・しかも染めたのはアンタのゲームだし、ゲーム機くらい買ってきてやったら?」

「事の発端はお前だろ・・・ま、いいや。好きな色とかある?」

「うーん・・・エメラルドみたいな色、あります?なければ緑や黄緑でも・・・」

「了解了解、店で探してみるよ」

「ありがとうございます!」

「アンタ、お小遣いとかあんの?」

「定期的に・・・ですがあまり使わないので・・・」

「羨ましいわねぇ、こっちは常に金欠よ」

「それは綾香が新作ゲームを買い漁るからだろ」

「新作を出す方が悪い」

「あはは・・・」

そんな付き合いが一年続き、三年生。運よくまた三人は同じクラスになれた。・・・ただ、この頃から私は変わったんだと思う。

「おはよう、綾香ちゃん、透くん!」

「よっ、玲奈」

「玲奈、随分元気だな」

「えっへへ、ついに先日、アイマスDSクリアしたんだ〜♪」

「へぇ、速いじゃないか。次は2かい?」

「うん!というわけで・・・」

「分かった。ハードを買ってくるよ」

「PS3版で!」

「わかったわかった」

「しっかしアンタも変わったわねぇ」

「変えたのは綾香ちゃんたちだよ!綾香ちゃんが話しかけてくれなかったらずっと隅っこで教科書読んでたと思うし」

「安易に想像つくわ・・・」

「でも、玲奈も凄いよ。まさか自分の部屋にゲーム用の隠し部屋を作るなんて」

「大変だったんだよ?色々と」

メイドや執事にバレそうになってお金を握らせて黙らせたこともある。でも一人だけお金を受け取らないどころか手伝ってくれた執事もいたんだよね・・・名前なんだったかなぁ・・・


「ところで玲奈の進路は?」

「え?○×高校だけど・・・」

「あたし達もそこにいくからさ」

「え!?で、でもそこは・・・」

「俺達はスポーツ推薦受けたんだよ」

「部活やってたっけ?」

二人がずっこけた。

「玲奈ぁ〜・・・話したことあるでしょ!?」

「あ、あはは・・・ごめんごめん・・・何部だっけ?」

「俺はサッカー」

「あたしは陸上」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ