暁 〜小説投稿サイト〜
アイドルマスター 〜世界を渡る少女〜
過去を振り返り、思い悩むこと
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らないからな」

女子が私に何かを渡してくる。

「・・・?」

「これがゲームよ。・・・やり方もちゃんと書いたメモ渡すからやってみなさい」

「はぁ・・・わかりました。ところで・・・その、お名前は・・・」

女子がずっこける。

「本当アンタは面白いわね・・・木崎よ。木崎綾香」

「俺は野上透。よろしく神無月さん」

「は、はい!木崎さん、野上さん!」

「綾香でいいわよ。名字で呼ばれるのなんかむずむずするし」

「あ・・・綾香、さん、透さん」

「別に俺まで名前じゃなくても・・・」

「いいだろ、モテないんだから名前くらい呼ばせなよ」

「モテない言うなよ!」

「あたしも玲奈って呼ぶわよ。しっかし変わった友達ができたわね・・・」

「お前が話しかけたんだろうが・・・」

































帰ったその日、私は早速ゲーム機をカバンから取り出す。

「・・・」


透さんから借りたPSPを起動する。そこにはタイトルが・・・

「『ジ アイドルマスター』・・・?えっと、確か綾香さんがあらすじを・・・」


しばらくそれを読んで・・・ちなみに綾香さんの字はとても可愛かったのは覚えていた。

「プロデューサー名は透さんになってるから・・・アイドル選択?」

どうやらこのゲームは三つ種類があって、選べるアイドルも違うらしい。・・・といいますかアイドルって何だろう。


「えっと・・・選べるのは『水瀬伊織』『萩原雪歩』『双海亜美』・・・あ、この水瀬伊織さんって人・・・私とそっくりですね・・・」



そんな感じで数時間・・・・・・












「ふわぁ・・・あ!もうこんな時間・・・」



つい時間も忘れてゲームをしていてしまった。そして翌日・・・

「おっす、玲奈」

「おはようございますぅ・・・綾香さん・・・」

「神無月さん、眠そうだね・・・」

「透さん・・・ゲームってあんなに時間を忘れてしまうんですね・・・」



「あはは・・・誰を選んだんだい?」

「水瀬伊織さんという人を選びました」

「あー、だと思ったわ。お嬢様同士だもんね」

「ですけど、少し問題が・・・」

「「問題?」」

「はい、たまに出る単語が分からない時があるんですよ」

「どうせ一般常識な単語でしょ?・・・玲奈、携帯持ってる?」

「あ、はい。ですけど学校じゃ・・・」

「いいのよこれくらいは。・・・と、ほら、あたしと透のメアド入れといたわ」



「え・・・」

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