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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
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かり合っていた。
二人は互いにユニゾンをしており、シグナムはピンク色の髪から薄い紫色の髪に変化していた。ゼストもまたアギトとユニゾンした影響か髪の色が金色になっていた。
数回ぶつかり合った後、二人は対峙した。そしてシグナムがゼストに問う。
「ゼスト殿。貴方に聞きたい事があります」
「なんだ?」
「地上本部を目指すのは、レジアス中将に会うためですか?」
「……どうだろうな。場合によっては殺してしまうかもしれん」
低い声音のままシグナムの問いに答えるゼストの瞳は悲しげだった。
「嘘はやめてください。貴方はレジアス中将を殺すつもりなどないでしょう」
「フッ……。お見通しと言うわけか。しかし、だからと言って道を開けてくれるわけでもないのだろう?」
小さく笑うゼストに対し、シグナムは無言のまま頷いた。するとゼストは、自身のデバイスを構えなおしシグナムに言い放った。
「では、力で押し通らせてもらうとしよう! すまんがアギト、もう少しだけお前の力を貸してもらうぞ」
(ア、アタシはいいけどよ、旦那の身体は平気なのかよ!?)
「心配はいらん。その様な柔な鍛え方はしていない」
アギトの心配を何処吹く風と言ったようにゼストは冷静に答えた。
その様子を確認したシグナムもユニゾンしているリインに話しかける。
「あちらも本気で来るな。覚悟はいいか? リイン」
(ハイです! なんとしてもあの人たちを止めないといけませんから、がんばります!)
「その意気だ。行くぞ!」
シグナムはレヴァンティンを構え、ゼストへと斬りかかる。ゼストもまたそれに反応し、デバイスを構えた。
皆が戦闘を行っている中、ヴァイスは一人病室で戦闘が繰り広げられている空を見上げた。
傷は完治しているというわけではないが、歩くことは出来る。先ほど、妹のラグナがヴァイスの元を訪れていた。
ラグナの左目の視力は数年前、ヴァイスがその手によって奪ってしまったのだ。ヴァイスが故意にラグナの目を狙ったわけではなく、彼の失敗が結果としてそれを生んでしまったのだ。
ヴァイスが起こした失敗とは、単純に言ってしまえば狙撃ミスだ。ラグナを人質に取った立て篭もり犯の腕を狙ったものがほんの少しずれてしまい、ラグナの左目に直撃してしまったのだ。
通常、狙撃手や射撃手をはじめとする魔力弾の使い手たちは、状況に合わせ魔力弾の設定をする。もっとも単純な物理攻撃での設定や、物理破壊を伴わず、生体のみにショックを与える非殺傷などのスタン設定など、種類は様々であるが、その時ヴァイスが狙撃したのはスタン弾だった。
しかし、たとえスタン弾と言っても、高速狙撃であるためその弾は硬
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