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どーも、二歳になったXANISです。
今ですね、とてつもなく危険な状態に陥ってます。
何かと言いますと
XANIS「ぐす…おにぃ…パパン……どこ」
遡ること約一時間前。
9代目「XANXUS、XANIS。今から仕事に行ってくるから、大人しくしてるんだよ」
XANIS「はーい」
9代目「XANISを頼んだよ」
XANXUS「分かってる」
XANIS「パパンいってらっしゃーい!」
パタン…
XANIS「おにぃっ」
XANXUS「ん?」
XANIS「たんけんしよっ」
XANXUS「探検って、どこをだ?」
XANIS「おうち! ひろくておもしろそうだから!」
XANXUS「ダメだ。広くて興味持つのもいいけど、父さんがいるときにしろ」
XANIS「なんでぇ?」
XANXUS「危険すぎるからだ。オレだって把握しきれてないんだぞ」
XANIS「ちょっとだけ」
XANXUS「ダメだ」
XANIS「ねぇ」
XANXUS「ダメだったらダメだ」
XANIS「ねぇってば」
XANXUS「言うこと聞けよ」
XANIS「むー…(ウルウル」
XANXUS「は……?」
XANIS「うぐ…ぐす…」
XANXUS「分かったよ! 行くよ! 行ってやるから!」
XANIS「わーい!」
そして今に至ると。
つまりは迷子なんです。
ごめんなさい、おにぃの忠告聞けばよかった。
ぐすん(泣)
しばらく歩くと、大きな扉があった。
ギ…ギギ…ギイィィ……
XANIS「……?」
その先には、何も変わりない“廊下”。
XANIS「?? ろーかの先にろーか?」
おうちとちがうのは、スーツじゃない黒服を着た人たちがたくさんいること。
んー…なんだろ…。
XANIS「いってみよ」
ちなみに、私の今の格好はゴスロリ。
頭に赤いリボンをつけて、パニエでフワッとさせた黒いドレスを着てるの。
黒服だから目立たないと思ったけど、ゴスロリは目立つってことが今わかった。
XANIS「うー…また扉…」
キィィ…
軽!?
XANIS「そー…」
ドガッ
XANIS「!!?」
ななな何!?
なんか黒服の人たちが戦ってる!?
抗争!?
え!?
た、大変!!
パパンかおにぃに知らせないと!!
「おい、ガキ」
………………はい?
黒服「お前だ。そこのゴスロリの嬢ちゃんだ」
それって私ですよねー……?
ってええ!?
いつの間にか囲まれてるし!!
XANIS「あ……あう…」
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