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こんな私(俺)の物語
第十九話 授業参観ですかレヴィアタンですか
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が、紫がここを離れた時だ」

実際、殆ど気づかなかった。流石、天性の才を持つ幽々子だな。

「紫の言っていたことは、本当なの?」

「紫が私達に嘘をつく理由はないからな。本当のことだろう」

恐らく、私に言ったのが初めてだったのだろうな。

「紫は、なんで私には言ってくれなかったのかしら・・・」

「紫はああ見えて臆病なんだよ。だから、幽々子に拒絶されるかもしれないと思って話せなかったんだろう。それに私はとある切っ掛けがあったからな」

多分、私が他心通を使わなければ私にも言わなかっただろう。それこそ、死ぬまで言わなかったかもしれない。自分が天狐でよかったよ。

「別に気に病むことはないさ。紫は幽々子のことが大事だからな。仲間外れにしたわけじゃない」

「言ってくれればいいのに。私は紫がどんな存在でもいいのだから」

本当に、紫は身内に甘い。だから、全てを背負い込もうとする。自分さえも。だけど、これで少しは重荷がとれるだろう。そして、これからも支えてやろう。

紫の知らないところで、二人は語る。

Saidout


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次の日の放課後、俺は一誠達と共に旧校舎の「開かずの教室」前に来ていた。なんでも、もうひとりの『僧侶(ビショップ)』がここにいるらしい。ギャスパーだな。
能力が危険視されたため、上から封印するように言われていたらしい。が、フェニックスとコカビエルとの一戦で高評価を得て、解禁されたらしい。

目の前の扉には、呪術的な刻印と、無数の『KEEP OUT』のテープが張られている。

「ここにいるの。一日中、ここに住んでいるのよ。一応深夜には術が解けて旧校舎内だけなら部屋を出てもいいのだけれど、なかにいる子自身がそれを拒否しているの」

「ひ、引きこもりなんですか?」

「中にいる子は眷属の中でも一番の稼ぎ頭だったりするのですよ。パソコンを介して、特殊な契約を人間と執り行っているのです。直接私達と会いたくない人間というのもいるのですよ。その手のタイプの人間とは別の形で交渉をして、関係を持つのです。それを、パソコンを介して解決しているのよ。パソコンでの取引率は新鋭悪魔の中で上位に入るほどの数字を出しているのです」

と、朱乃談。

「さて、扉を開けるわ」

またもや耳に耳栓結界をはる。全く聞こえなくなるのではなく、一定以上の音のトーンを落とすのである。

「イヤァァァァァァァァァァァァァッッ!」

すごい絶叫ですね。対人恐怖症ここに極まれりってか?リアスと朱乃は気にすることなく、なかに
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