はじまりの物語
Debut de la seconde vie ―ユーラの章―
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
めだ!」
「何言ってるんだよ、お前だけにはいいカッコさせないぜ!」
「分かった...他に残るという者は?」
全員が一度お互いに視線をあわせて、一斉に手を挙げた。
「死んでも知らないよ。それでもいいんだね...?」
「私達は...あなたについてきます!」
「だってよ、隊長さん。」
「よし...ならば第5小隊はこれより敵地内部へ潜入、先ほどの光の発生源を確認、場合によっては破壊する。」
「了解!」
「司令官...」
「何だ」
「第5小隊がロストしました...」
「何?あそこには何かあったか...?」
「分かりませんが、地上部隊唯一のロストです。」
「分かった、仕方がないことだろう。」
「確認させに行きますか...?」
「あれの後だ。少し待とう。」
「了解です...他部隊はおおよそ撤退が完了しています。」
「分かった。待機させろ。」
「はい...」
「敵が一切いないってどういうことだよ...」
「僕にも分からない、でもそろそろだね」
森をかき分けて進んでいる第5小隊は、本国との一切の通信を遮断していた。
「もしかしてあれか...?」
彼らの視線の先には、開けた場所と、その真ん中にある大きな鉄の地面であった。
その地面はちょうど中央あたりが縦断されていて、開くようだった。
「ここにも敵はいないな...調べてみるか...」
「おい、待て...!」
カジミールは飛び出した。
その刹那。
「っ...!」
カジミールは蒸発した。
「バカなっ...何だ?!」
「あははは...君たちは私達をどれだけ舐めてくれるのかな...?」
気づけばカジミールが蒸発した場所より少し奥に、いつの間にか人が立っていた。
「誰だっ!」
「おやおや...お子様が何の用かな?」
「くそっ...」
ユーラは男に銃を向ける。
「無駄だよ。ここには特殊なフィールドが張ってある。」
「...それでか.....」
「何がだ?」
「カジミールが...僕の親友が...消えた...」
「ああ、それは残念だね〜?あっはは!」
「貴様...」
「どうした?君も一緒に蒸発するかい?」
男は半笑いでフィールドに棒を触れさせてみせた。
「こういう事になるよ...?」
棒の先端は当然蒸発した。
「貴様...許さない...」
「君なんかに許されなくても結構!」
「Божье дыхание делает ада от пола...」
「ん...?頭でもおかしくなったのか?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ