暁 〜小説投稿サイト〜
Le monde br?l?.
はじまりの物語
Debut de la seconde vie ―ユーラの章―
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
Capturez le bombardier tombe"を実行した。

回収されたユーラは記憶を操作され、彼の本来の姿が分かるまでの間青年隊へと編入されたのだ。

アルノワ・カジミールは生まれも育ちもヴィーグエルン国で、志願兵である。すぐにユーラとは親友になった。




そして短かった第5小隊の休息は終わった。

「全隊、配備完了しました。」

「よろしい。」

「本当に彼を送り出していいんですか...?」

「構わん。恐らく彼は死なない。」

「その保証はどこにも...」

「構わないと言った。」

「...了解。」

「総力戦だ、気を引き締めろ!」

「はっ!」

そして、本格的に開戦したのはその次の日の午後であった。

奇襲的な空海同時展開作戦が功を成し、ノーアヘルムの沿岸部はほぼ無防備な状態で第1波の攻撃を受けることとなった。

18箇所の沿岸基地の制圧が確認された報告を受け、航空支援と共に揚陸隊がノーアヘルムに侵攻を開始した。

「全隊、上陸しました!」

「よし。」

「反撃がありませんが...」

「ああ。罠だな。」

「撤退させましょうか...?」

「いや、このままだ。」

「了解しました...103,137,505小隊、展開しろ!」

「了解、目標を支援します。」

第2波は第5小隊を含んでいた。

「ユーラ...」

「...」

ユーラは口をきこうとしなかった。

「よし、説明通りだ。行動開始!」

「了解!」


彼らが防空システムのある施設を発見するまで、地雷以外の弊害は無かった。

「何かおかしくないか...?」

「...」

「おい、ユーラ...さっきから黙って...」

「...」

「何か言えよ...」

「隊長、あれです。」

「よし、慎重にね...」

「突入!」

正面の扉を爆破し、一斉に中へ入る。

「クリア!」

「クリア!」

「何で...誰もいない...?」

「隊長、オールクリアです。」

「嘘だ...」

「よし、奥へ進め」

「ありました!」

「防空システムです。」

「そうです...が...」

「どうしたの...?」

「すでに破壊されています...」

「何っ...!?」

「とりあえず報告を...」

「あ、ああ...そうだね...」


「第5小隊から連絡です。防空システムは既に破壊されていたとのこと。」

「破壊されていた...?先行隊などいたか?」

「いません。戦闘の形跡があるものの、死者にはノーアヘルムの者しかいないとのことです。」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ