第十八話 停止教室のヴァンパイア
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理由なんだが。
「気持ちいい〜」
「さっぱりしますね。ところで、勝手に使っていいんですか」
「いいのよ。調度誰もいないから」
以外にも幽々子は泳げなかった。ただ、十分くらいで泳げるようになった。こんなところでもセンスが。
「泳ぐって楽しいわね〜」
幽々子は幼少の頃はセンスなかったのに、高校生辺りから、センスが出始めた。何があったんだか。
籃は普通に泳げる。綺麗なフォームで泳げている。
「そういえば幽々子、筋肉痛は?」
「治ったわ〜」
早!回復が早い。まあ、いいか。
「私が妖術で回復を手助けしました」
ああ、そういうこと。やっぱ妖術って色々な使い方があるよな。因みに、俺は流れ弾でぶっ壊れたプールを直していた。あのバカ『王』とバカ『女王』が。直す身にもなりやがれ!
「そろそろ上がりなさい」
「は〜い」
さてと、今日のご飯は何にしようかな。そうだ、久し振りに幽々子の好物の焼き鳥でも作るか。買うんじゃない。作るんだよ。
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二人と一緒に着替え、俺は一旦帰ろうと校門に向かう。そこには一誠がいた。そして、校門の近くにヴァーリがいた。ヴァーリの手が、一誠に迫る。俺は危機感を感じて、スキマ転移を使って一瞬で近づき、雪器を首元に向ける。それと同時に左右から木場の聖魔剣、ゼノヴィアのデュランダルが突きつけられた。
「何をするつもりかわからないけど、冗談が過ぎるんじゃないかな?」
「ここで赤龍帝との決戦を始めさせるわけにはいかないな、白龍皇」
二人がドスの聞いた声で言う。しかしヴァーリは気にもせずに言う。
「止めておいた方がいい。ーー手が震えているじゃないか」
木場とゼノヴィアの手は震えている。まあ、差がありすぎるからな。
「誇っていい。相手との実力差がわかるのは、強い証拠だ。ーー俺と君たちとの間には決定的なほどの差がある。コカビエルごときに苦戦するような君達では、俺には勝てないよ。もっとも、君だけは別かもしれないがね」
俺に向かって言ってくるヴァーリ。まあ、頑張りゃ多分倒せた。
「兵藤一誠、君はこの世界で自分が何番目に強いと思う?そうだな、未完成の禁手状態とした君は上から数えた場合、四桁、千から千五百の間ぐらいかな。いや、宿主のスペック的にはもっとしたかな?」
「・・・・・・何が言いたいんだよ・・・」
「この世界には強い者が多い。『紅髪の魔王《クリムゾン・サタン》』と呼ばれるサ
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