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たすけ
第三章
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行ったんだよ」
 三神さんが次に取られた行動はそれだったという。とりあえずその人との話は信じておられなかったらしい。
「病院にね」
「それで結果は」
「癌だったんだよ」
「癌ですか」
「そう。いきなり言われたよ」
 そこで達観した顔になられたのを僕は忘れない。
「もう駄目だってね」
「手遅れだったと言われたんですね」
「うん。もってあと半年」
「半年・・・・・・」
 また随分と急な話である。僕だったらそう言われたらどうなってしまうだろう。そうしたことも考え内心怖いものを感じながらさらに三神さんの話を聞いた。

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