暁 〜小説投稿サイト〜
たすけ
第十二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

 こうは仰っていてもやはりその御顔は穏やかに笑っておられた。
「そこまではね。流石に贅沢な話でね」
「そうですか」
「さっきも話したけれど内臓はもうかなりないよ」
 このことをまた僕に話してくれた。
「それでもね。生きることはできた」
「生きることはですか」
「そう。そしてこうして今も誰かの為に動くことができる」
 目の微笑みはこれまで以上に温かいものになられていた。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ