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ウェンディの悲劇
ウェンディの悲劇
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の下痢ウンチの音を聴き、悪臭を吸い込みながらの射精。
それは、何も考えられないほどに気持ちよかった――。
そしてポケットからティッシュを取り出して、ドアに付いたものをふき取るナツは、この強烈な悪臭の根源――
ウェンディのビチビチの下痢便を、実際に見たくてたまらなくなり始めた。
ウェンディ「はぁー、はぁー、はぁ……」
荒々しい呼吸が聞こえてくる。息つぎでもしているのだろうか。
その瞬間、ナツの頭に、単純ではあるが、奇跡的な考えをひらめいた。
ウェンディの出したものを見ることができる方法である。
――ナツはさっそく、実行に移した。
ウェンディ「あう……くぅっ……うっんんぅ……!」
ビチビチビチブリッ! ジュボボッ! ビジュビビィィィィイイィッ!
ブジュボブボッ!プビッ!
コンコン
彼女が息みながら下痢をしているにも関わらず、ナツは堂々とトイレのドアをノックした。
と、同時に、あれほど激しかった排泄の音がぴたりと止む。
ナツが突然ノックしてきたので、ウェンディは相当驚いたに違いない。
ピチャ…ポチャポチャ…チャポ…ポチャ…ポチャチャ…
沈黙。肛門から腸液が垂れる音だけが聞こえる。ウェンディは言葉を出せなかった。
あまりに静かだったので、ナツは居間にでも行っていると思っていたのかもしれない。
少なくとも彼女は安心しておなかに力を入れ汚い音を出していたところを聞かれ、
今は顔を真っ赤にして堪えがたい羞恥に悶えているだろう。
ウェンディ「……あ、あの……どうしたんですか……?」
少し間を置いて、ついにウェンディが話しかけてきた。
声に脅えの色が見える。かなり動揺しているようだった。
ナツ「実はさ、言いにくいんだけどよ…」
ナツは努めて冷静を装い、静かに答えた。
ウェンディ「はい……?」
ギュルルルルルルーッ!
ウェンディ「んっ……っふ……っ……!」
困惑気味の彼女の声と同時に、今度はおなかの鳴る音が聞こえた。直後に小さなうめき声が上がる。
ナツ「――実は、今うちのトイレ壊れてるんだ。だからさぁ、水は流すなよ?」
ウェンディ「えっ!?」
これは、もちろん大嘘である。
ナツ「流すと溢れ出して大変なことになるから、絶対に流すなよ?」
さらに釘を刺す。あまりにも適当な嘘だとも思ったがが、健気で素直なウェンディのことである。
ナツの言う通りにする可能性がある。
否、ナツには彼女が、自分の言う通りにする確信があった。
ウェンディ「…………」
ウェンディは黙ってしまった。荒めの呼吸が聞こえるものの、声は出さなかった。
よく考えれば当然である。自分が大量に吐き出した恥ずかしい大便をそのまま残していけと言われたのだ。
公衆便所ならまだしも、ここは顔を知った異性の家だ。死刑宣告にも等しい。
羞恥で気が狂いそう
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