第3章
羽毒蛇を討伐せよ!
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そして2日後。ついに、クエストの最終日がやってきた。
グレイ「決戦は今日か…なんとかしてウェンディと二人だけにならねぇと…」
その日、なんとかしてウェンディに近づくチャンスを探していたグレイに問題が訪れた。
マカロフ「おう、グレイ!お前に、ちょっと頼みたいことがあるんじゃ。」
頼みたいこと、ということを聞いたときグレイの脳裏に不安がよぎる。
グレイ「あ…ああ!今忙しいんだけどな…」
マカロフ「嘘をつくな。最近クエストにも行かんで暇そうにしとるくせに。
そんなお前さんの為に、仕事を持ってきてやったぞ。」
グレイ「げげっ…し、仕事って爺さん余計なことすんなよ…」
そんなグレイを余所に、マカロフは仕事の説明を続ける。
マカロフ「最近、南の森の村の周辺で、羽コブラが大発生しとるらしい。
羽コブラといえば、強力な毒を持つ危険な毒蛇じゃ。しかし奴らは寒さに弱い。
だから、お前さんが適任なんじゃが…」
グレイ「あ、ああ…協力したいんだが今取り込み中の仕事があるんだ。
残念だが他の奴をあたってくれよ。」
マカロフ「そうか…どうするかのぉ。危険なクエストじゃから
ウェンディを一人で行かせる訳にもいかんだろうしのぉ…」
その言葉をグレイは聞き逃さなかった。
グレイ「ちょっと待て…爺さん!ウェンディも行くのか?」
マカロフ「ああ、羽コブラは有翼族じゃからな。
ウェンディの風属性の魔法が効果抜群じゃからな。
静かな村じゃから、あまり大人数で押し寄せられても困るということで、
二人限定のクエストなんだが…」
その説明を聞いて、グレイはクエスト受注を決意した。
グレイ「よし、わかった!マスターそのクエスト今すぐ受けるぜ!」
そんな事があってグレイは現在、南の森の中にある村を目指して、
ウェンディといっしょに歩いていた。
すでに時刻は昼を過ぎている。
しかし歩いても、歩いても一向に村らしきものは見えてこなかった。
グレイ「ウェンディ、足元に気をつけろよ。」
ウェン「は、はい。ありがとうございます…って、きゃわわわっ!」
言ってるそばから木の根に躓き、転びかけたウェンディをグレイが抱きとめた。
グレイ「おっと、まったく今日これで何度目だよ…」
ウェ「す、すみません…あっグレイさん村が見えますよ。」
ウェンディが指差す方向には、木で立てられた10数軒ほどの家が立ち並んでいた。
グレイたちが村の中に入ると、早速人々が集まってきた。
そして二人は村の中央に有る、村長の家に通された。
しばらくすると村長らしき人物が出てきて、クエストの説明を始めた。
そこで聞かされたのは、羽コブラは夜行性なので、退治は夕方ぐらいから始めることや、
羽コブラが群れで行動し狩を行う習性を持っている事などを聞かれた。
最後に何か質問は無いか
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