第2章
女子寮へ潜入せよ!
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それから4日後のこと…
グレイはギルドのテーブルに座って、ウェンディの様子を見ていた。
ウェンディが家に着てから以降、ほとんど彼女に接する機会がなかったのである。
クエスト終了まで、あと3日だった。
グレイ「ヤベェな…このままだと、期限が来ちまう。何とか方法は無いのか?」
グレイ必死で考えをめぐらすが、いい案が浮かばない。
グレイ「もう一度、仮病を使って家まで来てもらうか…駄目だ。
どうもこの前のことがあって、恥ずかしがって避けられてるきがするんだよな…」
一人で考え続けるグレイ。しかしついに名案が浮かんだ。
グレイ「まてよ…家に来てもらえないのなら…
こっちがウェンディの家に行けばいいんじゃねえか?」
ウェンディは現在、女子寮に住んでいる。
しかもシャルルと同居しており、部屋への進入は困難だと思われた。
しかし、グレイはあきらめない。
グレイ「難しいかも知れないけど…あきらめかよ!こっちは命がかかってるんだ!」
そしてグレイは覚悟を決めると、ギルドを出て女子寮へと向かっていった。
ここはフェアリーテイルの女子寮、フェアリーヒルズ。
無論、男子禁制である。
入り口には監視カメラが、そして各部屋の窓には防犯用の魔法が掛かっている。
ルーシィから前に聞いた女子寮の構造を思い出すと、
グレイは物陰に潜み、どうやって進入するか考え始めた。
グレイ「前にルーシィに聞いた話によると、ウェンディの部屋は
2階の角部屋だっていってたな。」
そういうとグレイは、2階の部屋へと目を移す。
すると2階の一箇所の窓が開いているの発見した。
グレイ「だったら、少し大胆だけど…アイスメイク・梯子!!」
グレイが造形魔法を使うと、そこには氷でできた梯子が2階の開いている窓へと掛かっていた。
グレイは誰かに見られないうちに、すばやく氷の梯子を登ると、窓から様子をうかがう。
そこは部屋の前の廊下だった。しかし現在はだれもいないようで、静まりかえっている。
グレイ「よし、誰もいねぇ。じゃあ今のうちに…」
安全だと判断したグレイは、女子寮の中へと進入した。
もちろん窓に掛かる、梯子も魔法で溶かして水にしておく。
進入の形跡を消すと、グレイは窓を離れた。
グレイは足音を立てないように、ウェンディの部屋の前までやってくると、
ドアノブを回してみる。
もちろん鍵が、かかっている。しかしグレイはあわてない。
グレイ「俺は氷の造形魔導師だ…何でも作れる。」
そういうとグレイは、氷で小さな鍵を作り出すと、鍵穴へと差し込んだ。
ゴリゴリという音をたてて、氷で作った合鍵は鍵穴に吸い込まれていく。
指先に力を込めて鍵をひねると、ガチャリという金属音とともに、あっけなく鍵が開いた。
グレイはドアを開けて室内に侵入すると、後ろ手にドアを閉
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