波及効果と戦史研究
97式中戦車、1式中戦車
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600馬力を発揮、前面装甲150粍の試製重戦車が試作されました。
96式15糎榴弾砲と副砲2門を搭載し全備重量は約150頓の試案、多砲塔戦車ではありませんが。
砲弾装填機構を内蔵の巨大砲塔と連続射撃の実験は機動力、稼働率の懸念を拭えず見送られています。
陸軍技術本部は重戦車の実験を重視せず砲口初速810m/秒、48.5口径57粍の戦車砲を試作しますが。
既存砲弾の活用を図りますが砲身製造施設の複雑化、量産性の低下、単価上昇に直結します。
関係者は試製中戦車の開発方針を協議の末、海軍型7糎半野戦高射砲の搭載を前提に新規車両を設計。
傾斜式の舷側装甲と同様、ドイツ陸軍に学んだ避弾経始の観点から車体形状と装甲の傾斜角を改めました。
97式中戦車の後継者は全備重量30頓に達しますが、V型12気筒空冷ディーゼル発動機1基を搭載。
ドイツ製MZ65/95型ディーゼル機関と同様、気筒の大型化・排気量の増強を試みています。
発動機の開発担当者は整備性・冷却効率・信頼性を追求、新艦政本部の技術支援も得て過給器無しで最大400馬力。
1式中戦車は制式化から日が浅い為、充分な数が揃っておらず極東ソ連軍の戦車群に挑める段階ではありませんが。
88式7糎野戦高射砲の搭載を前提に肺活中の試製中戦車と共に、陸軍機甲部隊の期待を一身に担っています。
・97式軽装甲車
自重4.25d
92式車載13粍機関砲1門(実質13.2粍、砲身長1千粍、発射速度・約450発/分、弾頭重量51.7g、初速745m/秒)
空冷直列4気筒ディーゼル発動機1基、65馬力
装甲厚8〜12_
時速42km
・97式中戦車
全備重量18.8d
38口径75_砲1門
空冷V型12気筒ディーゼル発動機1基、240馬力
車体前面装甲厚50_
時速38.8km
・98式軽戦車
全備重量15.8d
47.8口径47_砲1門
空冷V型12気筒ディーゼル発動機1基、170馬力
車体前面装甲厚25_
時速38km
・1式中戦車
全備重量30d
40口径76.2_砲1門
空冷V型4気筒ディーゼル発動機1基、400馬力
車体前面装甲厚75_
時速45km
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