Another1 青春トライアングラー
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声が頭に響いてその場にうずくまり、ステラは微笑みかけているだけだ。
その後も、ルナマリアが追及を続けていたが、シャトルの出航予定時刻も間近になり、シンとルナマリアはシャトルに向かう。
「バイバイー!」
ステラは彼らが見えなくなるまで片手を大きく振り続けた。
「ったくよ……狡い奴だぜ。最後までどっちが好きか言わないで寝ちまうとはな」
ネオがそんな事を呟く。それに対して反応を返したのは、その時一緒にいた喫茶店のマスターだ。
「お前さんが呑ませ過ぎたんだろう?二日酔いだったじゃないか。シャトルに乗って大丈夫なのかね、あれで?」
結局、昨夜喫茶店で酔わせて本心を曝け出させてやろうとしたネオの企みは結局シンが言おうとした直前に寝てしまった事で失敗に終わった。起こしても良かったが、それはネオとしてはなんとなくそれをするのは負けな気がしたのでやらなかった。
「ま、もうしばらくはあいつ等の三角関係は続くって事かね?」
ネオ達は施設の屋上まで上がり、出発するシャトルを見上げながらネオはそう言って彼らの恋の行く末を楽しみにするのだった。
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