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ゲルググSEED DESTINY
Another1 青春トライアングラー
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テラの身の安全からしても、バイクのバランスが崩れる危険性からしてもサイドカーから立ち上がるなど危険すぎる行為だ。シンはステラがサイドカー上でバランスを崩さないようにゆっくりとスピードを落とす。
素晴らしいと言える程の身体能力とバランス感覚によって立ったまま両手を広げるが、今すぐにでもやめて座ってほしい。だが、ステラはそれを止めることなく、それどころか夕陽に向かって叫んだ。

「シン!!好き!大好き!!」

「い、今好きって……それって!?」

波風の風切り音で聞こえにくかったものの、確かに聞こえた。ステラは自分の事を好きだといったのだ――――夕陽の海に向かってそう叫んだあと、満面の笑みをこちらに向けて笑いかけるステラ。
思わず見惚れ、ようやく減速していたバイクは止まるが、シンは茫然としてしまい、ステラは笑みを浮かべたまま。二人の時が止まったかのように感じてしまうほど、静寂を感じた。







結局、シンは何をするでもなく茫然として我に返った頃にはすっかりあたりが暗くなり始めていたので急いで帰った。あの時言われた言葉を思い出すたびに顔が赤くなるが、未だにその真意を聞いてはいない。要はヘタレたのである。

そして翌日――――

「今日は私に付き合ってもらうんだからね、シン!」

「わかってるよ……それで、買い物って何を買うんだ?」

頭を切り替え、今はルナマリアの相手をしようとある意味集中して対応する。目の前のことに集中していれば昨日のことを考えなくてすむ、などとシンは馬鹿なことを考えつつルナマリアに買い物の予定を聞いた。

「そうね、折角だからプラントじゃ珍しいものを買いたいけど、とりあえずウィンドウショッピングをしながら品定めしたい所ね」

そう言ってオーブ本島にある四つの都市の内、シンが知っている限りでルナマリアが好みそうな町へと向かうことにした。

「男なんだから、荷物ぐらいもってくれるわよね?」

「仕方ないなぁ、あんまり買い過ぎんなよ……」

荷物持ちになることなど予想していたのか溜息まじりに同意するシン。こういう場合は断る方が面倒なのだと経験則で理解している。

「ねえ、シン。この服は如何?」

「そんなこと言われてもな……似合ってるけど、もうちょっと明暗ハッキリさせたら?」

とりあえずといった様子で彼らは洋服店に行き、そこで服を試着してシンに聞くルナマリア。シンは自分にそれに対して、自分なりに服装に関しての評価をする。

「そう?じゃあこっちの方がいいかな?」

「そっちの方が良いんじゃない?」

その後も、シンはルナマリアの希望に沿って買い物に付き合う。昼を過ぎて休憩に入った頃にはシンはすっかり疲れ果てていた。

「もう、まだ買いたいものは一
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