再戦
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たのかもしれないけど……それは的を射ているかもね」
少し声音を低くして一夏に告げる楯無に、彼は顔を上げた。楯無はそんな一夏に説くように彼に告げた。
「私もそうだと思うよ。誰だって助けてやるなんて言うのは、本当に強い人だけが言えることだよ。今の君が言っていいような言葉じゃない。響ちゃんの言ったとおり、今の君にはそれを出来る力がない。変な風に正義ぶるって言うのは、それだけで迷惑になることもあるんだよ。……だから、そうならないために私が指導してるんだけどね」
最後に楯無はそれだけ告げると、そのままピットから去って行った。帰り際、後ろ手にヒラヒラと手を振りながら楯無が出て行くのを、一夏は悩んだ面持ちのまま彼女を見送った。
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