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こんな私(俺)の物語
第十七話 聖魔剣ですか緋想の剣ですか
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ないわね」

「俺もそうしたかったんだがね。謎の線に阻まれたのさ」

そう言って、飛び立ち立ち去ろうとするバニシング・ドラゴン。
・・・・・・ヴァーリが来なかったのって俺のせいかよ!

『無視か、白いの』

この場に初めて、いや、俺は一回聞いたことがある声が響いた。
ドライグ。

『起きていか、赤いの』

アルビオン。

『折角出会ったのにこの状況ではな』

『いいさ。いずれ戦う運命だ。こういうこともある』

『しかし白いの。以前のような敵意が伝わって来ないが?』

『赤いの、そちらも敵意が段違いに低いじゃないか』

『お互い、戦い以外の興味対象があるということか』

『そういうことだ。こちらは暫く独自に楽しませてもらうよ。たまには悪くないだろう?また会おう、ドライグ』

『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』

そのまま、白い龍は去っていた。

「あれは・・・なんだったんですか?」

思わず呆然としていた一誠が問う。

「そうね。あなたの好敵手(ライバル)、いえ、宿敵かしら。あとはドライグにでも聞きなさい。私は帰るわ」

俺は残りの妖力でスキマを開き、家に帰宅した。


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コカビエルの事件から数日後。俺は部室にいるゼノヴィアを見て驚いている一誠を見た。

「やあ、赤龍帝、八雲紫」

「え、なっ、なんでお前がここに!?」

「悪魔にでもなったのかしら?」

その質問に答えるように、ゼノヴィアは背中から悪魔の翼を出した。

「ああ、神がいないと知ったのでね、破れかぶれで悪魔に転生した。リアス・グレモリーから『騎士(ナイト)』の駒をいただいた。デュランダルが凄いだけで私はそこまですごくなかったようだから、一つの消費ですんだみたいだぞ」

いやいや、天然物の聖剣使いって結構貴重だと思うけど!?

「で、この学園にも編入させてもらった。今日から高校二年の同級生でオカルト研究部所属だそうだ。よろしくね、イッセーくん♪紫ちゃん♪」

「不思議ね。真顔で言われるとおぞましいわ」

「イリナの真似をしたのだが、上手くいかないものだな」

「あなたはあなたのままでいいのよ」

「部長!貴重な駒を使っちゃっていいんですか!?」

「まあ、デュランダル使いが眷属にいるのは頼もしいわ。これで祐斗とともに剣士の二翼、紫もいれば三翼かしら?語呂が悪いわね」

いやいや、それなら『騎士(ナイト)』の二翼って言えばいいじゃんか。わざわざ俺を入れんでもいいやん。

「そう
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