第十七話 聖魔剣ですか緋想の剣ですか
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ううんッッ!」
あの馬鹿『王』!味方も近づけないような力を放って!
『夢想天征』
コカビエルが防御に専念している今が勝機!概念から外れ、滅びの影響を受けないようにして、力がせめぎ合う中心に飛び込む!
雪器に妖力を込め、見よう見まねのスペル!
『断命剣「迷津慈航斬」』!!
斬ッ!
「がぁぁぁぁぁ!?!?」
コカビエルの右腕、そして右の五枚の翼を斬り裂いた。
防ぐ腕を失ったコカビエルは滅びの魔力に飲み込まれていった。
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「ごほっ、ガハッ。ククククク。素晴らしい。よく、俺の翼を斬り裂いたな」
「なんてしぶとい奴だ・・・!」
誰かが言った。本当にしぶといわね!それでも、ここまで弱らせれば、決めれるでしょう。
正直、体を斬って止めをさせる気がしなかった。だから腕を斬って滅びの魔力に巻き込ませたのだが・・・。
それも耐えるなんて。伊達に聖書に乗っているわけではないのね。
「しかし、使えるべき主を亡くしてまでよく戦うな。お前たち神の信者と悪魔は」
「・・・・・・どういうこと?」
リアスが怪訝そうな口調で聞く。
「フハハ、フハハハハハハハハハハハハ!そうだったな!そうだった!お前たち下々まであれの真相は語られていなかったな!ならついでだ。教えてやるよ。先の三つ巴の戦争で四大魔王だけじゃなく、神も死んだのさ」
知っているわ。一応転生したから。
他の皆は信じられない様子だ。
さて、私は止めの準備でもしようかしら。
「知らなくて当然だ。神が死んだなどと誰が言える?人間は神がいなくては心の均衡と定められた法も機能しない不完全な者の集まりだぞ?我ら堕天使、悪魔さえも下々にそれらを教えるわけにはいかなかった。どこから神が死んだと漏れるかわかったものじゃないからな。三大勢力でもこの真相を知っているのはトップと一部の者たちだけだ」
とある一つの境界を操る。そうね。これを操っている間は他の境界は殆ど機能しないわね。しかも、持続時間は五分あればいい方。下手をすれば一分もない。それに、初めてだからかなり難航している。
「戦後残されたのは、神を失った天使、魔王全員と上級悪魔の大半を失った悪魔、幹部以外の殆どを失った堕天使。最早、疲弊状態どころではなかった。どこの勢力も人間に頼らねば種の存続ができないほどに落ちぶれたのだ。特に天使と堕天使は人間と交わらねば種を残せない。堕天使は天使から堕ちれば数が増えるが、純粋な天使は神を失った今では増えることなどできない。悪魔も純
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