第十七話 聖魔剣ですか緋想の剣ですか
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度に一個だけ維持しておいた『直死の魔眼』の即死光線を放つ。
バチッ!
当たったには当たったが、死の概念は効果を発揮しない。
やっぱりね。高い霊力や魔力で抵抗すれば対抗できる。それでも全く効いていないわけではない。少しは寿命を削れたとは思う。
本当に、霊力や魔力は偉大ね。使い方次第でなんでもできる。ある意味一番万能な力。単純に魔力量が多いというのは、厄介ね。
「・・・・・・フフフ・・・フハハハハ・・・面白い。実に面白いぞ!まさか俺に傷をつけるとはなぁ!」
実に面白そうに高笑いしながら、光の槍を産み出すコカビエル。
「いいだろう!相手をしてやる!精々俺を楽しませろ!下級悪魔!」
そう言って、火蓋は切って落とされた。
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まず、この戦いにおいて忘れてはいけないことがある。最低でも、十分以内に倒さなければ、この町は崩壊する。
光の槍が投げられる。それをスキマで返す。しかし、絶えず纏っているであろう魔力の壁に阻まれる。相手を利用したカウンターは決定打にはならない。
「フム、なかなかいいではないか。まさか、この俺の放った攻撃をすべて返してくるとは」
「あらそう。なら、私から攻めようかしら」
『幻巣「飛光虫ネスト」』
自分の後ろにスキマをいくつか開き、そこから高速の妖力弾を無数に放つ。
「ふん、数が多いだけ・・・!?」
ガキィン!
スキマ移動で四角から斬りつける。不意打ちだったが、凄まじい反応速度で弾かれた。即座にもう片方の手でコカビエルを掴む。概念を組み込んだ攻撃が通じないなら、直接相手の境界を操る!
「ふん!」
コカビエルの十の翼が大きく羽ばたく。その衝撃で、手を話してしまう。
握力には自信があったのだけれど・・・。
「・・・・・・貴様の神器・・・空間移動系ではないな?」
「応える理由はないわ」
三秒。これだけ触れれば殺せる。
コカビエルが光の槍を十作り出す。その一つ一つが、柱のように大きい。
「耐えてみせろよ!?こんなところで終わってくれるな!」
一本ずつ放たれる光の柱。恐らく、私のスキマ移動に対応できるように一斉に放たなかったのね。
でも、そもそも私に当たらない。全てスキマで異空間に飛ばせる。スキマ送りよ。
「随分と厄介な能力だな」
「ええ、役に立つ能力よ」
「だが、この数をどう相手にする?」
今度は無数の光の槍を作り出す。一個一個のサイズは小さいが、数が多い。
でもね、この程度の物量なら、何
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