第十六話 聖剣ですか禁手ですか
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生きてくれ。
同士達は僕に復讐を願ってはいなかった。願ってはいなかったんだ!
「でも、すべてが終わったわけじゃない」
そう、終わりではない。目の前の邪悪を打ち倒さないと僕たちの悲劇は繰り返される。
「バルパー・ガリレイ。あなたを滅ぼさない限り、第二、第三の僕たちが生を無視される」
「ふん。研究に犠牲は付き物だと昔から言うではないか。それだけのことだぞ?」
やはり、あなたは邪悪過ぎる!
「そうね。確かに研究に犠牲は付き物だわ」
紫さん!?
「だけど、その犠牲を許すかは別問題よ。ーー私はあなたのしたことを許さない」
紫さん・・・・・・滅多に怒らない紫さんが怒っている。
「木場ぁぁぁぁっっ!フリードの野郎とエクスカリバーをぶっ叩けぇぇぇぇぇ!」
ーーイッセー君。
「お前は、リアス・グレモリー眷属の『騎士』で、俺の仲間だ!俺のダチなんだよ!戦え木場ぁぁぁぁっっ!あいつらの想いと魂を無駄にすんなぁぁぁぁっ!」
君は僕を助けてくれた。何の得がなかったのに、主に罰を受けるかも知れなかったのにーー。
「祐斗!やりなさい!自分で決着をつけるの!エクスカリバーを超えなさい!あなたはこのリアス・グレモリーの眷属なのだから!私の『騎士』はエクスカリバーごときに負けはしないわ!」
「祐斗君!信じてますわよ!」
部長、副部長・・・。リアス部長!朱乃さん!
「・・・・・・祐斗先輩!」
子猫ちゃん。
「あなたならできるわ。越えてきなさい」
紫さん。
「ファイトです!」
ーー皆。
「ハハハ!何泣いてんだよ?幽霊ちゃんたちと戦場のど真ん中で楽しく歌っちゃってさ。ウザいったらありゃしない。もう最悪。俺的にあの歌が大嫌いなんスよ。聞くだけで玉のお肌ががさついちゃう!もう嫌。もう限界!さっさとあのアマを殺したいんスよ。まずはてめえを切り刻んで気分を落ち着かせてもらいますよ!この四本統合させた無敵の聖剣ちゃんと、緋想の剣で!」
フリード・セルゼンーー。その身に宿る僕の同士の魂。これ以上悪用させるわけにはいかない!
この涙は決意の涙だ!
「ーー僕は剣になる」
同士達よ。僕の魂と融合した同士達よ。
一緒に超えようーー。あのとき、達せなかった想いを、今こそっ!
「部長、仲間達の剣となる!今こそ僕の思井に応えてくれ!魔剣創造ッッ!!」
僕の神器と同士の魂が混ざりあう。同調し、形をなしていく。
魔なる力と聖なる力が融合していく。境界を超えていく。
ーーそう、この感覚。僕の神器が、僕の同士達が教えてくれる。これは昇華だと。
神々しい輝きと、禍々しいオーラを放ち、境界を超え
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