七十 裏切り
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に対する憤りなど取るに足りない。むしろこの場にはいない男の行方がナルトには気掛かりだった。
マダラの名で呼び付けられた頃から感じていた嫌な予感。これほど外れてほしい直感はないが、やはりナルトの勘は鋭かった。
「現在は鬼鮫が追跡しているが、一筋縄では行かないだろう。だからお前を呼んだのだ、ナルト」
実際は遠くにいるのだろう。微弱だが重々しいペインの声がナルトを除いた他の面々に衝撃を齎した。
天井から滴下した雫がぴちゃん、と大音響を立てる。
だがその音以上にペインの一言は空洞を揺るがし、何時までも残響としてナルトの耳に残った。
「裏切り者の――――うちはイタチを殺せ」
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