暁 〜小説投稿サイト〜
あと三勝
第六章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
西本はここでナイン達に言った。
「この試合が最後や、シリーズに向けて景気よく花火あげたらんかい!」
「はい!」
 ナインはその言葉に奮い立った。そしてロッテ投手陣にその角を向けた。
 四回裏にアーノルドと平野のアーチで逆転しそこからは一方的な攻勢に出た。投手陣も立ち直り試合は一方的な展開になった。
 終わってみれば十三点をもぎ取る大勝利であった。西本はその大量得点と共に宙を舞った。
「二連覇やーーーーーッ!」
 ファン達が叫ぶ。そして歓喜の紙吹雪とテープが球場を覆う。
 ナインは西本を胴上げした後チャンピオン=フラッグと共に回る。そして勝利の美酒を味わった。
「ようやく短い間に力を出すコツが掴めてきたな」
 西本は微笑みながらす言った。そして祝賀会が終わるとナイン達に対して言った。
「次はいよいよ日本一や。それでこそほんまもんの優勝や!」
「はい!」
 ナインはその声に頷いた。そしてその戦いは今でも続いている。

 

あと三勝   完



                    2004・6・17

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ