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東方攻勢録
第二話
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質問とこの話がどうつながるのかだが、俊司は流れからしておおよその答えがわかっていた。しかしここまで聞いておいて話を終わらせるのも申し訳ない。俊司はおそるおそる質問の続きを始める。
「で……その話となにが繋がるんだ? それにその女の子は……?」
「ああ……」
 妹紅はふと思い出したかのようにポケットからある物をとりだす。そこには少し古くなり劣化していたものの、色鮮やかに光る髪飾りが入れられていた。
 彼女はそれを懐かしそうに見つめる。そして悲しそうに呟くのだった。
「こいつは……あいつの形見なんだよ」

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