エピソード赤「塔と海老」
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赤い髪の少年レードは目を冷ました…
布団をバサリと前へ折ってどけ、ベッドから降りた。
そして、机の上に雑に置いてある赤い宝石のついたペンダントを首にかける。
「今日が16歳の誕生日か…」
レードの家は貴族だった、
そして貴族は魔力を持っている。
しかし、貴族でない人も魔力を持ち始めている。
貴族の子供は、16歳になると旅に出ないといけない、レードはこの日を待ち望んでいた…
自分の屋敷から見える大きな搭に登ることをー。
16歳の誕生日は、儀式が行われる、
レードは、朝ご飯を食べた後家を飛び出していった。
街中の大きな聖堂で儀式は行われる。
「身の安全を誓い…………………」
神父の長いお告げを適当に聞きながすレード、儀式が終わるとすぐに聖堂を飛び出し、家へとかけこんだ
「母さん!父さん!ただいま!」
レードが叫ぶと優しい声が帰って来た。
「お帰り、レード、ケーキ食べようか?」
その声の主はレードの母だった、母はとても若く、息子であるレードも惚れ惚れしてしまうほどの美しさだ、
どうやらレードの母は魔力の力で不老不死なのだ、しかし、寿命が無いだけで、殺害行為を加えれば簡単に死んでしまう普通の人間なのだ。
母と一緒にリビングルームに入った。
「はぁ、この家ともサヨナラだな…」
レードがそういうとソファーに座ってコーヒーをたしなんでいた父の声が帰ってきた。
「何言ってるんだ、ここはお前の家だぞ?いつでも帰って来ればいいじゃないか」
「ふふふ、お父さんったら、帰って来て欲しいだけでしょ?」
母が美しく微笑みながら言った。
レードは切り分けられたショートケーキを食べながら親と話しをして笑っていた。
そんな時間もあっという間に過ぎてしまった。
「じゃあ、また帰ってくるから、」
腰に鞘をかけて家のドアをガチャと開けるレード
「気をつけてね?怪我しても命だけは落とさないでね?」
優しく母が言った。
「うん…」
レードはうなずいた後、真っ直ぐ歩いて行った…
そして、宿に泊まりなから街から街へと渡って行ったー。
「やっとついた……」
レードは、辿りついたのだ、塔に、
早速中に入ろうとするレードだったが、いきなり
「待てっ!」
という言葉をかけられた、
黒い鎧を来た者が塔の扉の前に立つ、兜で顔は分からなかったが低い声で男性と分かった。
「なんだ?お前」
レードが鎧の男に聞く、すると男は大剣を背中の鞘から抜いた、
「私は、魔王、ロブスタ3世だ」
ロブスタ、意味は海老…
するとレードは笑った。
「ブハハハハハッ!!海老?海老かっ?」
ロブスタは、その笑いを遮るように大きな声で怒鳴った
「黙れ!魔王だぞ!」
レードは驚いて笑いを止めた…
「魔王?」
レードは、ロブスタをみた。
「そうだ、そし
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