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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第37話。変人と桜。
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落ちそうになったので慌ててフォローする。

「いやな、桜ちゃん、住み分けや住み分け」
「住み分けですか?」
「おうよ。人類皆が運動出来るわけじゃなか。せやから別にできなくてもかまへんのよ」
「そうですか?」
「おうよ。俺らは文化祭で頑張ればええねん。」
「・・・・先輩。私、元気でました。」
「そらよかったわ。」

そして下校時間。今日はシロちゃんの買出しに付いていかないといけない。

「さて桜ちゃんそろそろ帰るでー」
「あ、わかりました。」
「ちょっと弟と待ち合わせしとるんねん。桜ちゃん紹介したいから一緒にいかへん?」
「・・・・別にいいですよ?」
「ほないこか」

二人で下駄箱まで行き、校庭にいく。校庭ではシロちゃんがまだ練習していた。

高飛びらしい。100、200と制覇したシロちゃんの次なる目標は連覇と400、走り高飛び、走り幅跳びで一位になることらしい。

どこの超人だといいたい。

練習しているシロちゃんを見ると、明らかに飛べるはずのない高さで練習をしている。

何故そんなことをしているか?まぁ、俺のせいなんだろうがな。あ、派手に落ちた。

「ッ!?」
「?桜ちゃん?」

桜ちゃんがシロちゃんに駆け寄る。うーむ、優しい子やねー

「大丈夫ですか!?」
「いてててて、大丈夫だよ。なんとか受身とれたから。」

桜ちゃんに起こされるシロちゃん、

「シロちゃん大丈夫かー」
「あ、ニイさん。もうそんな時間か。」
「おう。もう行けるか?」
「・・・・もうちょっとだけいい?」
「しゃーないのー。焼き芋が食いたいのー」
「ハハハッ、分かったよ」

もう一度飛ぼうとするシロちゃん。また落ちる。

「なんでこんなこと無駄なことをするんですか?危ないじゃないですか」

焦った様子で忠告する桜ちゃん。シロちゃんはこちらに顔を向けて話す。

「う〜ん。現状の確認かな?」
「・・・・・・・確認?」
「ああ、色々飛びかたとか助走の仕方とか試してみて、ダメだったらこの高さはダメってコトだし」
「・・・・でも危ないじゃないですか」
「俺、バカだからさ、確かめないとダメなんだよね。一歩一歩さ。どこまでが出来るか、これからどうすればいいか。」
「・・・・・・」
「今は無理なのは分かった。けどさ、つい30年くらい前までは、世界大会で100メートルで10秒を切れば大騒ぎだったのに、今では9秒幾つでるかの世界だしさ。それを考えれば、人の、俺の可能性は無限大だ。だから跳べる。」

ぼーっとシロちゃんを見る桜ちゃん。ほぅこれは・・・

「あっ、なんかごめんな。君とは・・初対面だよね?いきなり
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