準備期間〜
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・・・俺は城壁の上に座っていた。
「亮」
「ん・・・蓮華」
蓮華が隣に座る。
「・・・貴方が旅立つ時もここで話したわね」
「ああ・・・もうあれから大分立ったなぁ・・・」
「あの・・・約束、は・・・」
「え?・・・あ、あぁ!忘れてないさ。とんでもないこと言ったなぁ。今にして思えば・・・」
「・・・嫌?」
「まったく。むしろ椿を見て・・・みんなとの子が欲しいと思った」
「・・・私、今回の黒幕が許せないわ」
「蓮華・・・」
「明命の子だと言うなら私にとっても腹違いの娘になるもの。・・・あくまで亮が私を見ていてくれたのなら・・・だけど」
「椿には姉妹がいたっぽいから・・・多分、蓮華達を愛したよ、俺は」
「・・・」
蓮華は・・・俺に抱き着いてきた。
「蓮、華?」
「・・・ごめんなさい。でも、しばらくこうさせて・・・」
「・・・ああ」
「貴方は・・・確かにここに、この腕の中にいるのよね・・・」
「ああ。俺はここにいる。・・・もう、離れたくない。誰とも」
「私もよ。あんな悲しい思いは・・・二度としたくない」
「俺もそうだ。・・・だから・・・勝とう。何時も通りみんなの力を合わせて・・・必ず!」
「ええ・・・勝ちましょう!この世界を好きにはさせない、必ず・・・!」
俺と蓮華は・・・沈み行く夕日を見つめていた・・・・・・
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