暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
準備期間〜
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

















































・・・俺は城壁の上に座っていた。

「亮」

「ん・・・蓮華」

蓮華が隣に座る。

「・・・貴方が旅立つ時もここで話したわね」

「ああ・・・もうあれから大分立ったなぁ・・・」

「あの・・・約束、は・・・」

「え?・・・あ、あぁ!忘れてないさ。とんでもないこと言ったなぁ。今にして思えば・・・」

「・・・嫌?」

「まったく。むしろ椿を見て・・・みんなとの子が欲しいと思った」

「・・・私、今回の黒幕が許せないわ」

「蓮華・・・」

「明命の子だと言うなら私にとっても腹違いの娘になるもの。・・・あくまで亮が私を見ていてくれたのなら・・・だけど」

「椿には姉妹がいたっぽいから・・・多分、蓮華達を愛したよ、俺は」


「・・・」

蓮華は・・・俺に抱き着いてきた。

「蓮、華?」

「・・・ごめんなさい。でも、しばらくこうさせて・・・」

「・・・ああ」

「貴方は・・・確かにここに、この腕の中にいるのよね・・・」

「ああ。俺はここにいる。・・・もう、離れたくない。誰とも」

「私もよ。あんな悲しい思いは・・・二度としたくない」

「俺もそうだ。・・・だから・・・勝とう。何時も通りみんなの力を合わせて・・・必ず!」

「ええ・・・勝ちましょう!この世界を好きにはさせない、必ず・・・!」

俺と蓮華は・・・沈み行く夕日を見つめていた・・・・・・



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ