準備期間〜
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葉の格好は・・・リーファではなく直葉そのものだ。しかもSAOチックというか・・・
「私がやったのよ」
来たのは水色の髪の・・・
「確か・・・シノン、だっけ」
「ええ。・・・傍観者としての力で、平行世界の可能性を移せるのよ」
「・・・つーことはアレか?“直葉がSAOをプレイした”っていう外史の直葉の見た目を、ここの直葉に移したってことか?」
「見た目だけでなく、能力も引き継いでるから・・・元のソードスキルも使えるわよ」
「ふーん・・・」
「それに、一足先にあたしも気の使い方を教わったから、亮お兄ちゃんの足手まといにはならないよ!」
「・・・まだ、戦うのか?・・・死ぬかもしれないぞ?俺は・・・」
「死ぬ気なんてないもん。それよりもあたしは亮お兄ちゃんたちが帰ってこない方が嫌だから・・・」
「まったく、兄さんは女性泣かせですね」
「ヒュー!」
「俺達を忘れるなよ?」
「リョウ、無事でよかった」
「キリトにアス兄も・・・」
「・・・亮、説明してほしいのだけど・・・」
「あ、ああ。こっちの二人が一つ目の世界での家族・・・兄のアスベルと弟のヒューバートだ」
「(リョウ、この人は・・・)」
「(話したでしょ?俺の主。この国の王様」
「(なっ・・・)」
「お初にお目にかかります。私はストラタ共和国のヒューバート・オズウェル少佐です」
「あ・・・俺、いや私はラント領の領主のアスベル・ラントです」
「んで、こっちが二つ目の世界での家族で・・・兄の和人と妹の直葉。兄貴の方はややこしいからキリトって呼んでよ」
「えっと・・・どうも、キリト・・・です。よろしくお願いします・・・蓮華、だっわ!?」
思春が素早くキリトの首を押さえ、慌てて耳打ちする。
「(この馬鹿者!認められても居ない者が真名を呼ぶな!)」
「(え、えぇ!?アレが名前じゃないのか!?)」
キリト・・・真名についても説明したのに・・・
「(で、でも春音・・・そうしたらあの人の名前はなんなんだよ?)」
「(あの方は孫権様だ。いいか、真名を口走ったら命が無くなるぞ)」
「思春、気にするな。・・・それに別にこの者達をまったく知らない訳ではない」
「はっ・・・と申されますと・・・」
「以前、三国が再び襲撃を受けたが・・・リョウコウが我らを助けてくれた。その際に市民から話を聞いたのだ。黒き衣を纏った二刀の男と、白き衣を纏った疾風のごとき女が敵を蹴散らした・・・と」
「それって・・・」
「恐らく、お前の事だろう」
蓮華が笑う。
「別世界と言えど、そなた達に民を・・・国を救われた。真名を
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