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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
外伝
外伝1:フェイト編
第14話:ひとりの少女
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、ふいにエメロードの笑い声が止んだ。

「お断りだ」

急に真面目な顔になってエメロードは言う。
その短い拒否の言葉に続いてエメロードはニヤッと笑った。

「遅いじゃないか」

エメロードの目は並んで立つゲオルグとフェイトのちょうど中間に
向けられていた。
エメロードが誰に向かって話しかけているのか判らず、
ゲオルグとフェイトは小さく首をひねった。

その時、レーベンの声が響いた。

《マスター、大きな魔力反応です。 すぐ後!》

「えっ!?」

思わず声をあげたゲオルグが後を振り返りかけたとき、
何かに突き飛ばされるような衝撃を受けて飛ばされ、通路側から見て左側の壁に
叩きつけられた。
その瞬間を目にしていたフェイトはゲオルグが飛ばされた方向に飛んで
ゲオルグを守るようにして身構えた。
そしてゲオルグを弾き飛ばした者の姿を見るべく鋭い目を向けた。

「え?」

フェイトはそこに立っていた者の姿を見ると、目を丸くして驚きの声をあげた。
フェイトが見たもの、それはどうみても10歳くらいにしか見えない少女の
あどけない姿だった。


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