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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第36話。変人と月入りの時。
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、俺にでも救える人はいるはずだ。

「・・だからってあの女に付いていかなくてもっ」
「ハハハハッ」

文句は行っているが、実際、秋葉は俺のしたいことを分かってくれている。理解してくれている。正直、ありがたい。

「ちゃんと、日本によったときは『秋葉』に会いに帰るさ」
「・・・・絶対ですよ!絶対ですからね!!」

俺は来年4月から、シエル先輩に付いて行き、埋葬機関の手伝いをすることにした。

それが一番、『俺ができる救い』をやれる道だと思ったから。

ちなみに、俺の眼等を考えて、埋葬機関所属じゃなく、シエル先輩専属の助手として付いていくことになる。

説明するとき、『専属の助手』って部分を秋葉に強く言って、秋葉をいじっていたが、シエル先輩も可愛いところあるよな。

表向きには、遠野のために留学すると言うことになっている。秋葉が根回してしてくれた。本当にありがたい。

全ては・・・・人を救うため。俺は・・『アポストロス』になる。





町外れの丘に来ていた。ここは思い出の場所。先生にあった場所。

先日までの満月からは少し欠けていたが、それでも綺麗な月が見える。

「ホッホー。綺麗な景色やないかー」
「晋吾。どうしてここに?」
「いや、アルの家に遊びにいった帰りにシッキーを見かけてな。つい、付けてみました。」

いたずらをした時の子供のような顔をする晋吾。・・・・こんな顔を見ると、真面目な時の晋吾と、同一人物なのかと疑ってしまうな

「シッキー、シエルについて行くんやってな。シエルから聞いたで?」
「・・どう思った?」
「ほ?シッキーが決めたことやろ?自分の未来は自分で決めるんや。それなのに、俺がうだうだ言うことなんかなか。」

自分で考える。あながち間違えではなかったようだ。

「晋吾。俺は、晋吾みたいになりたいんだ」
「・・・・マジで?やめたほうがええぞシッキー。正直俺みたいのは世間受けしないで?考え直したほうがええよ」
「・・・・いや。世の中がなんて言おうと、救われなかった人を救う。それが、殺すことしかできない、俺の役割だと思う」

話が噛み合っていないことを感じる晋吾。

『殺すことしかできない』とは悲観的な考えだと思うが、でも、やる気に満ちた志貴の顔を見るとまぁええか、と思う。

「ふーん。面白いことになってるじゃない?」

突然女の声が聞こえる。ッ!この声は!!

「先生!?」
「ミサトさんだと!?」
「・・・・晋吾は何度言えばミサトじゃないって分かるのかしら。」

突如姿を表した女性は二人の知る人であった。蒼崎青子。第5魔法に到達した魔法使い。

「ふーん。それ
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