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赤城と烈風
★改訂前
配置転換の影響
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 1940年4日10日4時30分頃、複数の魚雷が『ハーディー』と『ハンター』を襲った。
 2隻は戦闘不能に陥り、英国駆逐艦3隻の無照準射撃が闇を貫く。
 ドイツ製の駆逐艦は撃ち返さず、被弾を免れている。

 ベルゲン港では早朝、英国製ブラックバーン・スクア艦上爆撃機が重巡洋艦を襲った。
 500ポンド爆弾16個の命中率25%、4個が直撃の他、至近弾2個の海中衝撃も響く。
 『ブリュッヒャー』転覆は避けられず、総員退艦が命じられた。

 ドレーバグ水道の南側に数時間後、空挺部隊が首都を掌握の無電が届く。
 暗号解読後『ヘッセン』が動き、隘路の通過を試みた。
 オスロ湾の南を護る関門、オスカシボルグ要塞の重砲が轟く。
 280ミリ砲弾が直撃の後、水中魚雷発射管9基も無人艦を襲った。
 プラスチック製の艦上構造物を載せ、『シュレジェン』に擬態の標的艦は構わず前に進む。
 水道東岸火力陣地も撃ち捲り、150ミリ砲弾3発『カールスルーエ』直撃の戦果を挙げる。
 『エムデン』は機雷に触れ、修理の際に備砲類の換装も命じられた。


 11日『Z5』級2隻は鉄鉱石輸出港を離れ、20時40分頃に敵艦を発見している。
 ナルヴィク湾に撤退、邀撃の判断は間違っていない。

 『カールスルーエ』は帰途、英国潜水艦『スピアフィッシュ』の雷撃も受けた。
 スカゲラック海峡で艦尾大破、後部を造り直すに等しい修理を強いられている。

 12日午後『フューリアス』搭載機が離艦、ナルヴィク湾を襲う。
 9機で爆撃中、2機が撃墜され、着艦時1機大破の損害も重なる。

 13日朝ナルヴィク湾に戦艦『ウォースパイト』、駆逐艦9隻が殴り込む。
 駆逐艦3隻が機雷に触れ、急激に傾いた。
 381ミリ砲弾の威嚇射撃が轟、闇を貫く。
 敵艦直撃の爆発的閃光、僥倖は無い。
 機雷の罠を強行突破は避け、撤退の準備を急ぐ。
 3隻を曳航し湾内離脱の直後、『U64』の雷撃が戦艦を掠めた。

 自由行動の潜水艦は配置を読めず、『U51』も異なる角度で雷撃を試みる。
 魚雷の航跡は闇に紛れ、発見し難い。
 英国駆逐艦の爆雷投射、反撃も戦果は無かった。


 14日トロンハイム北方海岸に英国軍1万2千揚陸、南進が第5群の戦力回復を阻む。
 20日ナルヴィク付近に英国軍3万揚陸、攻撃開始の窮地が続く。
 24日『ウォースパイト』と駆逐艦が再突入、湾内強襲の際に海中衝撃が響いた。
 北極圏の寒気に精密機械は耐え、遠隔制御の罠が前衛の艦底部を破る。
 駆逐艦3隻の着底後、尚も強行突破を叫ぶ幕僚は更迭された。

 空軍の戦闘機派遣まで膠着状態を維持、持久戦で時を稼ぐ他に有効策は無い。
 自由行動の潜水艦が掃海完了海域に機雷を運び、新たな罠を
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