第四幕その十
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ぐよ」
「このお部屋の向こう側よ」
ビーナとガラスの猫も言ってきました、この二匹もついてきていたのです。
「それじゃあね」
「一緒に行きましょう」
「はい、わかりました」
「今から」
五人もビーナ達に応えてです、そうしてでした。
その向こう側のお部屋に行こうとするとです、今度は。
大きな日本足で立っていてタキシードを着ているこげ茶色の、手と足が二本ずつあるバッタがやって来ました。長い髪とお髭がやたらともじゃもじゃした人もです。
二人を見てです、恵梨香は笑顔で言いました。
「まさかここでお会い出来るなんて」
「おや、そういうところを見ると」
「君達と会うことははじめてだけれど」
その彼等も恵梨香の笑顔での言葉を受けて言います。
「かかし君達と一緒にいるし」
「僕達のことを」
「はい、ムシノスケ先生とモジャボロさんですよね」
恵梨香はその明るい声で二人に答えました。
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