暁 〜小説投稿サイト〜
八条学園怪異譚
第五十七話 成長その十七
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「大人向けの料理漫画か麻雀漫画の悪役みたいなのよね」
 二人共随分なことを言う、悪意はないにしても。
 こうした会話も入れてだ、二人は愛子に答えた。
「とにかく私達これからもね」
「お料理の技術身に着けていきます」
「私は食堂、聖花ちゃんはパンだけれど」
「二人で」
「そうしてね。あと二人共これからもね」
 愛子は二人のことについても話した。
「仲良くね」
「ええ、それはね」
「ずっと」
 二人はまたお互いに顔を見合わせた、そのうえで愛子に応える。
「私達お友達だから」
「本当に小さい頃からですから」
「ずっと一緒にいるね」
「仲良くしていきます」
「技術があってお友達がいたら」
 その二つが合わさればだというのだ。
「人生凄く素晴らしいものになるからね」
「ええ、じゃあこれからも」
「私達そうしていきます」
 二人は笑顔で話した、そうしてだった。 
 これからも二人でそれぞれの料理の腕も磨いていって生きることについても考えた、高校生活の中でそうしたことも考えていたのだ。


第五十七話   完


                            2013・11・15
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ