ストライカーズ編!
同じ
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つ。
それもさっきの短刀と同じように追尾型で、いつまでも後を追ってくる。
オレはプロテクションを張って炎を無視し、直接攻撃に向かう。
「切り落とすッ!」
完全に攻撃型の大剣モードにしてオレは冬弥に斬りかかった。
それを脆そうな薄いナイフで受け止め、左手に持つ日本刀を構える。
焦っていたからか、オレは日本刀に気づけずに体に傷をつけてしまう。
「ヤミ、捕まえ・・・ッ!?」
至近距離にいる冬弥にバインドを仕掛けようとしたのだが、心臓のあたりに激痛が走る。
その痛みに耐え切れなくなったオレはその場で倒れてしまう。
「・・・だから言っただろう、甘いと。自分の身体の異常に気づけず、必要以上に身体を酷使した」
だから、また痛んだのだろう。
冬弥はそう言い、またヘッドフォンを着けた。
「それに、俺の近くにはこの子がいるのを忘れていたな。さっきの大剣を喰らっていたら、俺だけでなくこの子も怪我をしていただろう」
ッ、ヴィヴィオ・・・!
そうだ。
あのままだったら、自分自身の手で、オレは・・・。
「お前はまた、守れない。目の前で大切な物を失い続ける」
そう言われて頭に浮かんでくるのはオレの大切な人達。
美愛。
慎吾。
アリシア。
なのは。
はやて。
守護騎士たち。
フォワードたち。
ヴィヴィオ。
機動六課の人達。
そして、フェイト。
新しい世界で手に入れた人たち。
誰一人欠けてはいけない。
失わないために、守るためにここまできたのに。
「小さな綻びだって、いつかは大きな穴となる。俺たちを倒したいのなら、しっかり仲間に話すんだな」
冬弥はそう言って燃え盛る炎に背を向け、どこかへと飛んで行った。
痛みを堪えながらそれを見ていたのだが、いつしかオレは意識を失っていた。
「Bad prohibition children が一人、鈴城夏希。オリジナル・・・いや、浅賀アリシア、戦おうぜ」
彼、夏希はそう言ってニヤリと笑った。
それを見てわたしは背筋がゾクッとしたのを感じる。
「レフェリア、セットアップ!」
急いでセットアップし、杖を構える。
そしてあまり溜めのない魔法を準備する。
夏希はわたしのその動作を一通り見てからメガネを外し、どこからか取り出した日本刀を構える。
「楽しませてくれよ?オリジナルッ!」
そう言って一気に距離を詰めてくる夏希。
わたしは絶妙のタイミングを見計らい、避けつつも貯めていた魔法を放つ。
しかしその攻撃は簡単に躱され、間を開けずにどんどんと迫ってくる。
そのままだと防戦一方になってしまうため、時々魔法を撃つが、なぜかどれも躱されてしまう。
「いい加減、あたって!」
わたしは一度距
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