『第二十九話』〜決戦〜
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「私から見たら…フェイトちゃんの方がずるいよ!」
フェイトちゃんに砲撃を放つ。それを避け接近してくるフェイトちゃん。
「そんなことない! なのはの方がずるいよ!!」
「フェイトちゃんの方がずるいの!!」
「う〜〜〜〜!!!」
「むう〜〜〜〜〜!!!」
しばらく押しあいをしていたけど、急にフェイトちゃんが離れて行ったので、慌てて追いかけようとした瞬間
「え!?」
両手が金色のバインドで拘束されてしまった。
拓斗side
フェイトが自らの想いをなのはにぶつける。が、途中からなんだか話の方向が変わっているような気がする……
[(お前、ホントにもてるな〜)]
「(ホントに黙ってくれソウル……)ん?」
こちらから見ると、なのはが金色の何かによって両腕か拘束されて自由が利かなくなっていた。
「あれは!?」
「知っているのか、アルフ?」
「あれは……ライトニングバインド!! まずい、フェイトは本気だ!!」
隣に居たアルフが焦ったような声を出す。だが、俺とユーノは黙って成り行きを見守っていた。
「このままじゃなのはがやられちまうよ!! それを黙って見ているだけなんてどういうつもりだい!?」
「僕だって……本当はなのはに手を貸したい。でも、それじゃあ意味がないんだ。今回はなのはとフェイトの真剣勝負なんだ」
ユーノが握り込んだ拳を振るわせながらしっかりと答えた。
「ユーノの言う通りだ。それに……なのははまだ負けたわけじゃない」
おそらくここで手を出そうとしたらなのははそれをいらないと言うだろう。まだ負けたわけじゃない。なのはの眼を見ればそれがわかる。
「でも、フェイトのアレは本当に不味いんだよ!!」
「アルカス・クルタス・エイギアス」
フェイトが詠唱を始めた。あれは…あの時俺が使ったのと同じ魔法か。
「疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ」
フェイトの周囲にプラズマ球が発生していく。
「バルエル・ザルエル・ブラウゼル」
なのははまだバインドに拘束されて動けない。
「フォトンランサー・ファランクスシフト、撃ち砕け、ファイア!!!」
フェイトの叫びと共に、大量の金の雨がなのはに降り注いだ。
「なのは!!」
連続的な小規模の爆発音。着弾によって煙が発生するが、それでもやまないフェイトの攻撃。
そして響き続ける爆発音。それは間違いなくなのはに直撃している音だった。
やがて、煙が晴れる。そこには……
「
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