生と死〜
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マリィさんは光に包まれ・・・消えた。
「俺・・・生きてるのか?どうして・・・」
ティアが笑顔になる。
「よかった・・・!私、もうあなたが消えてしまうと思ってた・・・」
その時、ルークの手に何かが現れた。
「こ、これは・・・?」
「・・・ローレライの宝珠だ」
「これが!?どうして?どこ探してもなかったんでしょ!?」
「こいつは宝珠を受け取っていたんだよ。ただ後生大事に、宝珠を形成する音素を自分の中に取り込んじまってたのさ。体が分解しかけるまでそのことに気づかなかったとは、とんだ間抜け野郎だぜ」
アッシュが去ろうとするが・・・
「お待ちになって!どこへ行きますの!?鍵は揃ったのですわ。一緒に・・・」
「・・・一緒にいたら、六神将に狙われる。ヴァンの居所を突き止めて、直前までは別行動だ」
「ルーク」
ジェイドがルークにベルケンドで検査を受けるよう進める。
「・・・なんとかなったか・・・!?」
一瞬、ほんの一瞬だが、俺の手が透けて見えた。体から何かが抜けるような・・・・・・ああ、そうか。
「(俺も・・・第七譜術士だったな・・・はは・・・)」
どうやら、受け持った負担は予想外にでかそうだ。
「(・・・ったく、この世界の最後まで持てよ。俺の体・・・)」
俺は障気の消えた青空を見上げて、そう思った・・・
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