暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
生と死〜
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

マリィさんは光に包まれ・・・消えた。

「俺・・・生きてるのか?どうして・・・」

ティアが笑顔になる。

「よかった・・・!私、もうあなたが消えてしまうと思ってた・・・」

その時、ルークの手に何かが現れた。

「こ、これは・・・?」

「・・・ローレライの宝珠だ」

「これが!?どうして?どこ探してもなかったんでしょ!?」

「こいつは宝珠を受け取っていたんだよ。ただ後生大事に、宝珠を形成する音素を自分の中に取り込んじまってたのさ。体が分解しかけるまでそのことに気づかなかったとは、とんだ間抜け野郎だぜ」

アッシュが去ろうとするが・・・

「お待ちになって!どこへ行きますの!?鍵は揃ったのですわ。一緒に・・・」

「・・・一緒にいたら、六神将に狙われる。ヴァンの居所を突き止めて、直前までは別行動だ」

「ルーク」

ジェイドがルークにベルケンドで検査を受けるよう進める。

「・・・なんとかなったか・・・!?」

一瞬、ほんの一瞬だが、俺の手が透けて見えた。体から何かが抜けるような・・・・・・ああ、そうか。

「(俺も・・・第七譜術士だったな・・・はは・・・)」

どうやら、受け持った負担は予想外にでかそうだ。


「(・・・ったく、この世界の最後まで持てよ。俺の体・・・)」


俺は障気の消えた青空を見上げて、そう思った・・・



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ